神の怒りにふれた新人編集者
やっちまった。親愛なる神を怒らせちまった。
編プロの編集者になって早1年、できる仕事も少しずつ増えた時だった。入社したばかりの頃は不明点だらけで、基本的には先輩の指示に従う必要があった。言われたとおりに原稿を書き、〆切までに仕上げる。でも今はそれだけじゃない。クライアントの意向をくみ取って、社外スタッフや社内に伝達する媒介的な仕事もするようになってきた。まだ新人なので先輩のサポートなしにはできないけれど、ちょっとずつ編集者っぽくなってきたのかなぁ、なんて思い始めた頃だった。