自然体のメッセージ。德永英明さんの「前向きになれる」曲３選。

お題「#スキな3曲を熱く語る」。

この企画でSpotifyというものを初めて知ったのですが、楽しいし使いやすい！久しく絶えていた音楽を聴く習慣が復活しそうです。

前回は『しっとりバラードだけじゃない。德永英明さんの「くせになる」曲３選。』として投稿しましたが、熱が冷めないので今回も德永英明さんの曲を語らせてください。

今回は「前向きになれる曲」を３曲選びました。

１、愛をください

アルバム「愛をください」のタイトル曲。初めてこのPVを見たときは衝撃でした。ストイックなイメージの德永英明さんが！このコミカルさ。力の抜け具合。自然体にもほどがある。なんてキュートな。テニスラケットをマイク代わりにして歌うところ大好きです。

この胸に僕は僕の
生き方を今決めたよ
もうどんな時も負けないような
愛をください

曲自体も力が抜けていておおらか。德永英明さんの繊細な印象をいい意味で裏切る曲だと思います。まっすぐで、潔くて。元気をもらえる曲です。

２、未来飛行

アルバム「太陽の少年」収録曲。テレビ番組のテーマ曲にもなった曲です。

いいか君も大人になって
素敵な夢かなえてくれと
期待をこめて僕を　抱いてる写真が......

すべてそこに答えはあるよ
生きることをなまけちゃいけない
だから今を迎えて　あなたにありがとう

与えられてきた愛への感謝と、次の世代への愛を歌った曲。まるで柔らかい光のよう。ゆったりとして、あたたかさと愛情と希望に溢れた曲。優しい気持ちになれる曲。

３、MEMO

アルバム「remind」収録曲。タイトル曲でもラストの曲でもないですが、シングルになってもいいぐらいの名曲だと個人的には思っています。

シンプルなメロディに乗せた等身大のメッセージ。その飾らない一言一言が心に沁みます。

夢はなんだと人に聞かれたって
心の中は答えてはくれない
自分を愛したことがあるかと
本気で言われて涙がこぼれた
人の言葉が初めて響いた夜

流れる雲をこの目で追いかけて
未来を感じたとしたなら
それは僕じゃない怯えていただけの印
自分の弱さを言葉に出来たら
なにかがふっ切れていくだろう
そんな僕に会える日を僕は信じてきた

２番の詞に「自分の言葉で」というフレーズが出てくるのですが、まさにどこをとっても「自分の言葉」をかけてもらっている感じがして、とても励まされます。

以上、「前向きになれる曲」３曲でした。

今回選んだ曲は1995年～2003年にリリースされました。

「愛をください」のところで「ストイックなイメージ」と書きました。実際、今回選んだ曲が出る少し前の時期までは、德永英明さんの曲は、自分の内面に深く入り込むような曲や魂の叫びのような曲が多かったと思います。私はそういうストイックさに惹かれてのめりこんでいたのですが、身を削るかのように歌う様に、この先どうなってしまうのだろうという不安も同時に持っていた記憶があります。そのときは、こんなに息の長いアーティストになるとは想像できませんでした。

でもその後、トンネルを抜けたかのように、力の抜けた柔らかさのある曲もたくさん聴けるようになって。それが新しい魅力となって音楽の幅が広がって。そして２０年後の今も素敵な歌を届けてもらえている。幸せなことだと思います。

読んでくださり、ありがとうございます。

また、楽しいお題をいただけて感謝です。