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「あなただから頼みたい」に人は弱い

おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。

今回から「話し方」についての記事をお届けします。話し方と言ってもシチュエーションは様々。聞き方、質問、相づち、プレゼン、断り方、苦手な人と関わらない法、仕事ができる人の話し方、手紙や書類での伝え方も…様々な観点でお届けします。

自分の考え方を通したい、人を動かしたい。ある意味都合よい展開を期待するのならば、「ちょっとしたフレーズ」に気を配るのがいいでしょう。
私が活用しているのが「あなただから」というフレーズです。
基本は
●あなただから、頼みたい
●あなただから、お願いしたい
●あなただから、任せたい

というように「あなた」を「だから」で強調するいい方です。

「あなただから」に限らず、人は「●●だから」というフレーズに、めっぽう弱いもの。このフレーズを出されると、内容、正当性、論理性、確実性を問わず、きちんとした根拠や理由があるように、受け取ってしまう傾向にあるのです。
メールや手紙など目から入った「●●だから」情報もそうですし、耳から得た場合には、条件反射のように受け入れ即、行動に移すこともあります。

面白いのは、「論理的な思考傾向」にある人やちょっと気難しそうな人でも、あまり変わらないということ。人は話の内容よりも、形式を重視してしまうのです。
ですから、自分の要望を通したい、話を聞いてもらいたいとあなたが考えるのならば、「●●だから」というフレーズを活用するようにすれば、相手が応じてくれる可能性が高まります。

先に紹介した基本フレーズ「あなただから頼みたい」などと言われると、相手は「私は特別な存在なのだ」「注目されている」「特別視されている」というような印象を、抱きます。まるで「褒め言葉」のように受け取るのです。
しかし冷静に考えてみると、「あなただから頼みたい」では、何の理由も根拠も述べていません。普通は腑に落ちないはずです。
 なのに、「そんなに言ってくれるなら」と、人は意気に感じるのです。
「●●だから」というフレーズは、相手を自分の思い通りに動かす「魔法の言葉」です。

~「●●だから」は相手を自分の思い通りに動かす「魔法の言葉」~

最後までお読みいただきありがとうございました。臼井由妃

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