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話し方で「損」をしていませんか?

おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。

本当は、穏やかな性格なのに強情に見えたり、気遣いをしているつもりが、余計なお世話に受け取られたり。
「こんなはずではなかった」という経験を、おもちではありませんか?

 実は、私にはあるのです。
 33歳で、病身の夫から経営者のバトンを渡されたとき、私には幼少期から患っていた吃音という悩みがありました。
 そんな状態の中、トップとして相対する人に伝えなければいけないことは、山積していました。緊張して体が硬直しようと顔をまともに見ることが出来なくても、伝えなくてはいけない交渉ごとや商談が目白押しです。

「何とかしなくてはいけない」
やる気が先走りして、あらかじめ作った「シナリオ」通りに話す。
恐怖心から早口になる。経営者らしく振舞わないといけないという気持ちに捉われて、意地も張っていたのでしょうね。

「人の話を聴かない、生意気な女社長」
 不本意ですがそんなレッテルを貼られ「豊かな人間関係」とか、「円満なコミュニュケーション」とは、ほど遠い状況が一年ほど続きました。
当時の私は、話し方のせいで敵を作っていた。誤解を自ら生んでいたのです。きちんと伝えているはずなのに、伝わっていない。
中傷や批判を受けやすい。交渉や営業がうまくいかないなど。
今、あなたが人間関係に悩みを感じているならば「話し方」に問題があると、疑った方がいいでしょう。

人間関係を豊かにするには、柔らかく分かりやすく伝えることです。

たとえば、依頼されたことを断る場合、
ストレートに「できません」、「無理です」と言うよりも
「お役に立てず申し訳ございませんが.……」や「ご期待に沿えず恐縮ですが……」などの「クッション言葉」を添えるだけで、話し方が柔らかくなり受け手の印象も変わります。

「クッション言葉」とは、会話のなかでクッションの役割をはたす言葉のことをいいます。
クッション言葉が入ると、同じ内容でも相手にやわらかく伝えることができるだけではなく、丁寧な言い回しにもなるので、お礼や謝罪などビジネスの現場では役立ちますし、感情を表現しにくいメールや、電話などでも使えます。
交渉ごとや営業がうまくいかないという人や、何かと衝突する方には、「命令形」で会話をしている方が多いものです。
たとえば
●これ、お願い!
●速くやりなさい
●後にして! など。


こんな物言いはしないとあなたは感じると思いますが、仕事に追われるなかでは、悪気はなくても無意識にこうした話し方をしているのです。
あなたに部下がいる場合ならば、こうした「命令口調」に彼らは怯えているかもしれません。するとチームでの仕事に支障が出るのは明らかですし、お得意様やお客様にもそうしたムードが伝って「印象が悪い会社」という評価になっているかもしれません。(明日に続く)

~人間関係を豊かにするには、柔らかく分かりやすく伝えること~

最後までお読みいただきありがとうございました。臼井由妃

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