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空気を変えるひと言がいえるのは「本物のできる人」

おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。

ある会社の創業記念パーティーで、受け付けのお手伝いをしたときのことです。当日になり参加人数が増えて、ちょっとした問題が生じました。

それは祝辞の割り振りや順番、各自の持ち時間です。
不参加を表明していた業界の大物やお付き合いの深い政治家などが、パーティー開始ギリギリになって
「喜んで参加させてもらう、祝辞は任せてくれ」
「貴社は特別だから、お祝いも誠心誠意述べさせてもらう」
言い出したものですから、スタッフは大慌てです。


「●●さんには、説明して辞退してもらおう」
「それはまずいよ、彼の会社とはこれから長い付き合いになるから」
「急に参加すると、言ってきた相手が悪い。祝辞は遠慮してもらおう」
「そうはいっても、彼らはやる気満々じゃないですか」

こんな感じでもめ出したのです。

全員にお願いする時間は、ありません。
時間を削ったり順番を変えたら、気分を害する人がいるかもしれない……。
そんな折、早めに会場に到着し主催者と談笑していた、二人の経営者がこう言ったのです。
「私は祝辞の代打でいいよ、他の人に代わってもらおう」
「僕こそ控えにしてよ、祝辞なんて性に合わない」
 お二人の話の旨さや経営者としての実績、人柄は誰もが認めています。
なのに、困っているスタッフを見かねて助け舟を出してくれたのです。

その瞬間、皆が冷静になり、その場が丸くおさまったというわけです。
こういうひと言は、なかなか言えるものではありません。
だからこそ言える人は、カッコいい。

こういう人の下で働きたいと思う人は、多いでしょう。
「本物のできる人は違う」と、彼らのひと言に共感しました。

~丸くおさまるひと言がさりげなく言える人はカッコいい~

最後までお読みいただきありがとうございました。臼井由妃

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