私に限っては、ありえない
おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。
誰にでも間違い、勘違い、聞き違い、思い込みということはあります。
慣れた仕事だから「間違えない」、得意なことだから「間違うはずなどない」
私に限って「間違いの類」はありえない、などと考えるのは、最高の結果を出すビジネスパーソンには、そぐわないと思います。
間違いはないに越したことはありませんが、「私に限って」という気持ちは、油断につながり単純なミスを起こします。
かつて私はアポイントの約束を勘違いして、一日前に相手の会社を訪ねたことがありました。
信じられないかもしれませんが、来月のカレンダーを見てその日に訪ねたという、お粗末な理由。常識では考えられない間違いです。
自分にこの経験がなければ、同様の間違いをおかした人がいたら、
「ぼけているの? 頭冷やしなさいよ」と、私は辛辣な言葉を浴びせたかもしれません。
「私に限って」間違わないという思い込みは、凡ミスをおかすだけでなく他人に厳しくなり、重箱の隅をつつくような「間違い探し」をする可能性もあります。
積極的に仕事をする人や好奇心旺盛な人、学ぶ姿勢のある人ほど、新たな情報に触れる機会も増えますし、さまざまな人に会いますから当然、入力する物事が増え、そこには間違いの種もあります。
間違ってもきちんと対処すれば、いいのですから、間違いに目くじらを立てたり「私に限って間違わない」などと、傲慢にならないほうが、仕事も人間関係もうまくいきます。
仲間内では周知な間違いですので、笑って読んでください。
現大阪市長「橋下徹氏」が「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)に出演し始めたころ、友人と番組の話に及び「はしした・てつ」さん、「はししたさん」と、私は連発していました。
ご存知のとおり、正しくは「はしもととおる」さんですが、私は思い込んでいたわけです。間違いはある時、友人から指摘されました。
「えっ? 今何と言った、違うよ!」
「信じられない、ずっと間違っていたの?」
ズバリ指摘され、恥ずかしいやら情けないやら。ものを知らない私が悪いのは分かりますが、何もそんな言い方をしなくても、いいのではないか?
仕事に関係することや数字の間違いならば、早急に正さなければいけませんが、こうした類の間違いには、もっと「おおらかにさりげなく」対応してもいいのではないかと思いました。
私だけでなく、人は自分の言動をズバリ否定されることを嫌います。
それが自信満々な言動であるほど、プライドを傷つけられ「冗談じゃない」と否定下相手に嫌悪感を超えて、敵対心すら抱く場合もあります。
笑いで済まされるような間違いには「優しく柔らかく」接しましょう。
先の例でいえば、
「実は、私も間違えていたけれど、本当は……」あるいは
「……はしもとさんではないかな?」
というような言い方をするのが、カドがたたず好ましいといえます。
この時の経験から、間違いは
1ズバリ指摘しない
2自分も間違いたりミスをしたことがあるといってみる
端から否定しないことを基本に、伝えています。
~人は自分の言動をズバリ否定されることを嫌う~
最後までお読み頂きありがとうございました。臼井由妃
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