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依頼型で会話するメリットとは?!

おはようございます!ビジネス作家の臼井由妃です。

相手がどんなに偉い人であっても、「●●しろ」「●●するな」といった命令口調で言われたら、腹が立ちますよね。

ある歌手のデイナーショーに参加した時のことです。
彼は誰もが認める大御所ですが、偉ぶらず温和で庶民的なところが魅力。
その日まで私も思っていたのですが、見聞きしてしまったのです。
「ぼやぼやするな、さっさと準備しろ」
 怒鳴り声の彼の言動を。
 このひと言で彼に抱いていた「いいイメージ」は、完全に崩壊しました。

地位や名誉、富……どんなに大きなものを手に入れたとしても、「ああは、なりたくない」と思いました。

しかし実際は、どうでしょう。そういう物言いはしていない、と自信があっても相手が部下や利害関係で自分が優位にあるような場合では、無意識にでも「命令風な言葉」が出てしまうことがあるのです。
「●●してください」「●●しないでください」といった表現が、それです。
「●●しろ」「●●するな」と比べたら丁寧ですが、やはり命令形。威圧感があります。
要求や指示、主張が正当なものであっても、相手が素直に受け取るのは難しいでしょう。
 では、先にお話した「クッション言葉」を使った、この表現はどうでしょうか?

例1「大変恐縮ですが、●●しないでください」
例2「お手数をおかけしますが、●●してください」
 何だか違和感を覚えませんか?

印象を和らげる「クッション言葉」を添えても、「●●しないでください」「●●してくださいという命令型では、きつい印象は否めません。

では、どうしたらいいのでしょうか?
相手に要求や指示、主張したいときは、依頼型で伝えるのがいいでしょう。

例1は「大変恐縮ですが、●●はご遠慮いただけませんでしょうか?」
例2は「お手数をおかけしますが、●●をお願いできませんでしょうか?」

といったようにすると、要求や指示、主張であっても相手の都合を充分配慮している、思いやりの念が伝わります。

これなら、「はい、分かりました」と納得できるでしょう。
もちろん、緊急を要する場合や決断を迫る時などに悠長に構えていては、解決しませんから「止めなさい」「逃げろ」「決めてください」というように、ズバリ「命令形」を、選ぶべきですね。

~「命令型」の発言で共感する人は先ずいない~

最後までお読み頂きありがとうございました。臼井由妃

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