腕の長さは足りないけれど、いつの日にかこんな自分も愛おしいと思うはず

今日はアカン日、
全くアカン日やった。

朝、布団の中でぱちっと目が覚めてから
ずっとぼーっとしていた。

幼稚園にムスコを送った帰り、

考え事をしながら車を運転していたら
側面を派手に擦った。

全部直すのに、何万円かかるんやろ。

今回のことで誰にも迷惑はかけなかったけど、
辛い思いだけが残った。

そしたらその後、
鍵がなくて家に入れない。
辛い思いが重なった。

焦って探し回っていたら、
駐車場の砂利の上に落ちていた。

午前中は
石膏像みたいに動かず過ごした。
無心に仕事だけしていた。

午後は
仕事を中抜けして
ムスメの小学校の参観と懇談。

ニコニコしている小1のムスメ。

参観の発表会は
超グダグダで笑えたけれど、
嬉しそうなムスメを見られてよかった。

全部終わって
クラス懇談会に出ようと思ったら、

みんな全然いない。
みんなそそくさと帰っていく。

唯一少し話せる
隣りのクラスのママにも

『誰も参加なんかしねぇんだから、
さっさとムスメちゃんと帰れー。
うちらも帰るぞー。』

と言われる。

いや、でも、、、、
転校してきてから初めての懇談やし、、、

って思ってたけど、

ほんまに
ほとんどみんな帰ってしまった。

近くにいる人に聞いてみたら、

役員の人以外はみんな帰るよ。

私も帰るよ。
あなたも帰ったら？

って言われて、

私の中の何かが切れた。

もうええや

って思った。

そのまま
ムスメと手を繋いで歩いて家に帰った。

ムスメは参観授業の
【できるようになったよ発表会】で、

『漢字がうまく書けるようになりました。
わたしの一番好きな漢字は“森”です。』

と言っていた。

帰宅後ムスメに、

『母さんは、何でワタシが“森”の漢字が好きか分かるでしょ？』
ってニコニコしながら聞かれ、

うーん、、、
何でやろ、、、

『ワタシ、岩手の山が、森がすごく好きなの。今でも思い出す。岩手にいた時から、わたしは森が大好き。
母さんなら、そのこと言わなくても分かってると思ってたのに、分かんなかったの？』

ってニコニコで言われて、

あーもうアカン。

あーーー頑張ってるよー
私はほんまに必死に頑張ってるよー

あーもう疲れたー
もう頑張れないよー

もういややいややいややーーーー

って静かに爆発した。

自分で自分をギュってして
自分の頭をなでなでしてやった。

あと20センチくらい私の腕が長ければ、
ちゃんと背中まで腕が回るのに
って思った。