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母さんごめんね

昨晩寝る前、布団の中でムスメに言われた。


『母さん、たくさん嘘ついてごめん。
あと、いっぱい意地悪してごめん。』


ムスメは頻繁にお荒れになる。


日曜も、
よかれと思って連れて行った、ヒィジジの施設帰りのAEON(家から車で30分)でお荒れになり、私は疲れた。

 

きっかけは、さほどのことでない。


何でこうなるかなぁ〜?!


って原因を探りたくなるが、
答えは一つ。


分からんっ!!!



ちなみにムスメのついた嘘は、

私が風呂に入ってる間に、

『明日のご飯に食べるから、そのまま置いといてね』って言ってた鍋の中の煮物。


そのうちの肉と卵だけを

ほぼ全部食べてしまったこと!!


そしてそれを
『全部弟が一人で食べた!』と言ったこと!!


(そして詳しくは分からないが、
私が気づかなかったけれど、それに似たような濡れ衣案件が多々あったと思われる。)



さっきのムスメの懺悔に対して
私はこう応えた。


『別にもうええよ。
でもさ、母さんはムスメのこと大好きやからさ、意地悪されたり嘘つかれたらさ、いつもいつも悲しいよ。それだけ。さ、寝ましょ。』


ほんまはもっといろいろ言いたかったのかもしれへん。でもさ、ムスメにそれ以上に言えることってないもんなぁ。

言ってもしゃーないしなぁ。

オトナの思いはさ、
ちゃんと解ってくれるオトナに話せばええことやもんね。



こうやって振り返るとさ、
冷静な時の私って
なかなかええ奴やなと思う。


ほんま、よう頑張ってますよ。
私もムスメもね。
(もちろんムスコも)


だけど根本的な土台として
私も私でそれなりにおかしいので
(生き方とかいろいろ)、
いろいろしゃーないんやと思う。

自分を棚に上げて、
アナタ、なんかおかしくない?!
とか言えんよね。


小鳥と鈴と...の感じでさ、

みんなおかしくて、
みんないい

って自分で自分に言ってやる。



今週の一幕。
ヒィ孫のマスクをつけてやるヒィジジ。
(どうせ着けても無駄なのに着けたがる
来週4歳になるムスコ)

今までで一番、元気なヒィジジの姿を見た。 

癌を患いながら1人で施設にいるヒィジジは、
だいたいいつもそんなに元気はない。


なのにこの日は少し違った。
活気があって、
血の気もあった。


私たちが引っ越して頻繁に顔を出すようになってから、何となくヒィジジは元気な気がする。

しみじみと嬉しかった私。


メガネもかけてたし、
ベッドじゃなく、椅子の上にいた。

謎に大騒ぎしまくるヒィ孫たちを
ただ黙ってみているヒィジジ。
(見過ぎで笑える)


ムスコ、常にここではランニング。
暑い暑いとうるさい男。

ちょっと悲しいこともあれば、
じんわり嬉しいこともあるんや。


それでええねん。

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