元同業者の関西人が、小学校の参観と懇談に参加してみて感じたおもしろさ
今日は、ムスメの小学校の参観日。
私の姿を見つけると、ニヤリと笑うムスメ。
(小2)
オープン構造の教室のせいなのか、保護者はなかなか教室内に入ろうとはしない。
おやおや?
ほんなら、ちと失礼しますねー!
私の立ち位置は、子供らの顔が見える場所。教室の正面(黒板)向かって右側の前方。研究授業を見ている教師の立ち位置(笑)。
一学年、35人学級が3クラス。
市内で最も大規模な小学校。
授業中なのに眠たい...
5時間目の国語の授業。
子供たちはほんまによく頑張っている。
今年から、国語の教科書が光村に変わったらしい福島県伊達市立の小学校。
神戸市の教員時代は、ずっと光村にお世話になっていた私。出版社が変われば、教科書の内容はガラッと変わる。そうなると、ベテラン、若手に関わらず、先生たちはすべての授業が『初めての経験』になるから大変や。
授業中、子供らに配っているプリントが、指導書をコピーしたものだと見た瞬間に分かってしまう私なので、『先生もまじ大変やな...』などと、内部事情を理解しているからこそ思ってしまう、一保護者。
本当に、子供たちはよく頑張っていた。
参観の後は、ついに、福島に引っ越して来て初めてのクラス懇談に参加したわけなの。
参加者は10名ほど。
十分な参加人数。
神戸市とは違って、学級委員のPTA保護者が懇談会の司会進行をするパターン。初めての経験。
私は今までずっと、担任が運営するのが懇談やと思っていたので、めちゃくちゃ新鮮!
だけど親の立場になれば、こんな地味な仕事でも、嫌な人は嫌なのである。どうせ担任がたくさん喋るんやから、先生がやったらいいのにな〜なんて思いながら様子をうかがう。
開会の挨拶、、、などがあった後の、恒例の保護者の自己紹介。みんな、子供の名前と自分の名前を言って終わる。
先生は『できれば一言、お子さんの様子などもお願いします!』と言っていたが、みんなシンプル is best !(関西では、どのお母さんらもみんな、かなり喋るのに!笑)
私はそれじゃつまらん。
いつも、全体の前ではできるだけ端的に話す!と決めているけど、ただ名前を言うだけでは意味が分かんないので、一つエピソードを添えてムスメの紹介をした。
よっしゃ、
久々にウケた!!
こういう時は、やっぱり、周りにウケてもらわなねばいかんよ。
関西人は、自己紹介でまず掴みを成功させたいのよ。笑かしてナンボよ。
関西人は、みんな同じ気持ちよ。
その後の担任の先生の話は、ひたすら単調で、長かった...
私はほんま、アカン生徒のお手本みたいな感じになりつつ、後ろの席で眠気と闘っていた。
今まで私も、『神戸の小学校で、こんな懇談をしていたのではないか?!』と思うと、出会ってきたすべての保護者の方々に謝りたい気持ちでいっぱい!!!(だらだら喋ってたことを謝りたい!)
その後、ムスメがどうしても連絡先を交換して欲しかった子のママたちにお願いしてLINEの交換に成功!
学級委員のママとも、LINE交換成功!
(同じクラスに、関西から引っ越してきた母子家庭の人がいるらしい!との情報だけはどこからか知っていたらしく、『あなただったのね!』って言ってもらえたことに感謝)
いつまで経ってもフワフワやった私が、どうやら少しずつ、福島県伊達市の市民になってきつつあるような気がする。(私の肌感として、なので、周りがどう思ってるかはまた別の話なんやけど)
引っ越してきて、もう7ヶ月が過ぎた。
この時間は、ほんまにほんまに長かった。
だからこそ、今、なんだか嬉しい。
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