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新しい環境にいるムスメのこと

小学校初日。
あー久々に『私が慣れ親しんだタイプの学校に来た』という気がした。

みんな、ムスメによそよそしい。
知らない子には、自分からは声をかけられないんよね。


いいとか悪いやなくて、そういうもんなのよね。分かるわ。


廊下で出会っても、学校前で出会っても、まったく自分から挨拶しない子供たち。



あーーこの感じ、いろんな意味で懐かしい。



先生たちは忙しい。
なかなか来ない担任を、職員室で待つ。

連休明けに転入生が来るって分かってるんやから(しかも一年!)、担任の先生の朝の立ち番くらい、誰か他の人に代わっといてよ!
とか思っちゃう私。


他の先生たちも忙しいから、軽く会釈をして通り過ぎていく。


ようやく教室。
先生が『みなさんが楽しみにしていた、新しいお友達が来てくれました!』と言う。

シーン。


はい、これが集団心理。


先生が慌てて『みなさん、楽しみにしてましたよねっ⁈』と声色を変えて言い、子供らに言い直しをさせる。


そしてようやく、子供らの返事。


ハイ!


容れられる人数が多くなると、どうしても目の前で起きるすべてのことが遠くなる。私ごとでなくて、他人ごと。


仕方ないね。
これが学校っていうところ。


ここも田舎のはずなのに、前までとはかなり違う。学校規模も一学年3.4クラス、特支も6クラス。500から600人規模の児童数かな。
(市内で一番規模の大きな学校)


前まで、1クラス10人とか、学年に1クラスしかない、、、という環境でやってきたムスメにとっては、なかなか試練かもしれない。


もっと小規模校で、、、と思っていたけど、そういうところには私たちが住めるような空き家がなく、3人で古民家に暮らせるわけもないので諦めた。


住めそうなアパートを選ぶことになると、自動的に学校区も決まってくる。


子供らをゆったりした雰囲気で育てたくて移住という選択をしたのもあるけどな...

今の感覚では、
思ってたんとちゃうかったな。


でも仕方ない。
じき慣れる。


朝になると黙り込んで笑わなくなって、帰ってくるとホッとしたのか、ずっとヘラヘラしているムスメ。


ヘラヘラしてるから、コップひっくり返したり、ご飯こぼしたり、弟と暴れて何かを壊したり...


その結果を見て、私が怒れば怒るだけ
ムスメはヘラヘラしている。


なんかおかしい。


それに付き合う私も
『どうして母さんが止めてって言うのに止めないの⁈』って、ヒートアップして怒ってしまう。([この子たちは母を困らせようとしてる?]という心理に、瞬間的に陥る。そして後で考えると、これは怖い感覚やと気付いて凹む)



今朝も一緒に登校できる子がいないから(と言うより、まだ分からないから)、学校の玄関まで車で送って行った。

ムスメがなかなか学校内に入れずに困っているのを見ていると、たまらなく切なくなった。


みんないるけど、誰もムスメのことなんて分からない(知らない)からさ、声もかけられへんよね。


私もついに今朝、1人になってぼろぼろ泣けた。

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