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ムスメのこと(クリスマスのお願い)

ムスメは、近頃何を考えてるんやろうね...


学童にお迎えに行って、帰宅してすぐのこと。
『母さん、これ見て‼️』

目の前に突きつけられて、しばし、黙る私。

そして

『おとうさんってさ、誰のこと?』

そう聞くのが精一杯。

ムスメは無邪気に答える。

『あ、このお父さんは、ワタシのお父さんのことじゃないよ‼大丈夫‼️️』


大丈夫、ってなんやねん。。


お父さんって言葉を、全く口にしなくなったムスメ。今は私も、全く連絡をとっていない。私はまだまだ、人として、思い出として乗り越えられてないものが多すぎて、何となく存在を感じるだけでも、恐怖で身が硬くなる。


『ねぇこれさぁ、学童の先生に、全員お父さんとお母さんに書きなさいって言われたの?まさか、そんなこと言われた?』


いやいや、うちの周りには、いろんなカタチの家族はたくさんおるし、そんなこと、先生が言うはずないねん。


しばし黙り込む私。
なんなんやろ。。
どういうことなんやろ。。。


するとムスメが、無邪気にこう言う。


『ワタシの好きな◯◯さんが、ワタシのお父さんに、本当のお父さんになればいいなー❣️って思って書いた!書いたらさ、ほんまになってくれるかもしれないでしょ❓』



めちゃくちゃ笑顔。。。
そして、満たされた顔をしているムスメ。

はぁ。なるほど。。
そういうことね。。


ホッとする私。


ムスメがとてもとても好きなお兄さん?みたいな人がいて、その人のことを想って書いたらしい。



そうかそうか。。
現実的にどうとかよりもさ、
そうやって心を寄せられる人がいて、ほんまによかったね、ムスメ。


そういうことって、ほんまに大きな心の支えになるし、踏ん張れなくなりそうな時にパワーをくれたりもするよね。


私にも、その気持ち、分かる。
めっちゃ分かる。



みんなに大事にされてないと、こんなこと、書けないよね、ムスメ。いろんな人が愛してくれてるから、こんなことが書けるんよね、ムスメ。よかった。ほんまに。

(ちなみに好き嫌いは、魚とかのことらしい)




そうこうしてたら、次のパンチ。

『こないだ、学校で1人で書いたんだけどさ〜』


え、まだあんの⁈

おい、ムスメ。
何やねん、急に、ムスメ。
反抗期真っ只中みたいに、いつもいつも、私の言うことなんぞ、見事に何も聞いてないやないか、ムスメ。

『ありがとう。。』

なんか、不意打ちすぎて、言葉に詰まるわ。。


幼い時から、たまーに突然発言が大人っぽくなる。哲学者か⁈みたいなこと言ってくることもある。

今、小1。



あなたはいつも、イマイチつかめないとこあるけどね、ムスメ。


こんな母やけど、ちゃんと君は育ってるね。


大好きな人とは、一緒にいられるのが一番やな。うん、そうや。間違いない。


ありがとう、ムスメ。

まだまだ変化はあるけど、これからも、ぼちぼち一緒にやっていこう。きっと一緒なら、どうにかなるさ❣️

柿のカーテン✨
近頃、一番感動した色✨






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