見出し画像

今日の合氣的気づき:「タンザニアのインフォーマル経済」

あるビジネス雑誌に、文化人類学者の小川さやかさんのインタビュー記事がありました。小川さんは、アフリカのタンザニアのインフォーマル経済というのを研究されています。

インフォーマル経済というのは、未登記で法人化されていない、零細な自営業や日雇い労働を指します。タンザニアでは人口の7割がインフォーマル経済に従事しているそうです。

日雇い、というとマイナス的なイメージがあります。でもタンザニアの、例えば露天商は裕福になってもずっと露天商のままの人が多いとのこと。彼らは露天商で儲けたら、また別の露天商をつくる。あるいは美容院を開いたり、中古車を買ってタクシー業をやる。それを自分以外の誰かにやらせる。気づくと20、30の事業に広がっています。この方式は仕事のない人を助けていることになります。

自分の仕事を人に渡すことで相手の人生に影響を与えている、これを小川さんは人生の保険をかけている、と表現しています。

私たち日本人の大半は会社で仕事をしています。タンザニアの所得は日本に比べればとても低いです。でもタンザニアの人たちの生き方も互いを助け合い、とてもイキイキしている、まさに氣が交流しているのでは、と思います。

今日もありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?