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【日記】Juneteenthについて考える。

Xin chao!
絶賛、「愛の不時着」にハマっているおおゆきです。笑
これは中々興味深いドラマ!ヒョンビンが最高にイケメンだけじゃない!

前回の「空飛ぶ広報室トーク」が意外と好評で、
結構見て頂いている方が多く嬉しくなっちゃいました^^
(製作者でもないのにw)

本日6月19日はJuneteenthということで、
会社もcompany holidayとしてくれたので、良い機会と思い世の中で話題になっているBLMについて考えてみたいと思います。

あくまで私の直感的な意見であり、ちょっと勉強不足なところもあるので、不快に思わせたり、間違った事実を述べていたらご指摘ください。
先に謝っておきます。すみません。

まずJuneteenthって?
日本人にはあまり馴染みのないお話だと思いますが、Juneteenthはアメリカで奴隷制度が終了した日を記念としている日だそうです。

奴隷解放記念日とは
リンカーン大統領の奴隷解放宣言の署名から2年以上経った1865年6月19日、テキサス州ガルベストンで、北軍のゴードン・グレンジャー(Gordon Granger)が、アフリカ系アメリカ人に南北戦争が終結し、奴隷制度が終了したことを告げた。この日は、奴隷解放記念日のほか、「ジューンティーンス独立記念日」(Juneteenth Independence Day)「解放の日」(Freedom Day)、「自由の日」(Emancipation Day)とも呼ばれる。
テキサス州は1980年、州として最初にこの日を祝日とした。アトランタ州やワシントン州など、パレードなどのイベントが開催される都市もある。
-mashup NY より引用

タイトル写真はこちらの記事から拝借

1865年6月19日に奴隷は解放されましたが、
まだまだ黒人に対する差別は残っており、完全に”解放”されたというわけではないんですね。

さて、George Floydの死をきっかけに(以前からいろんな事件がありましたが)世界中で起こっている”Black Lives Matter(BLM)”について思うことをカタカタ…

単刀直入に言うと、私はこのBLMについてやや疑問を持っていました。
どんな疑問かって?ざっと4つ挙げてみました。

1)「差別」って黒人だけ?Black Livesだけじゃないだろ!

もちろん、もちろんアメリカでの黒人差別問題は日本人の私が思っている以上に根深い重大な社会問題なんだろうなと認識はしておりますが、黄色人種の立場から言うと「アジア人も差別受けているんだけどな〜」って思ってしまうんですね。

あの国の大統領様なんかCOVID-19を”China Virus”とか言って、中国広くはアジア人に対しての「コロナ差別」もあったりしました。(結局謝ったんでしたっけ?)

日本人に対しても”Jap”とか差別用語もあったし、わりと下に見られることもあります。

他にもアジアだけではなくて、Hispanic and LatinoやJewish、Indigenous peoples等、世界中で差別問題はまだまだ存在しています。

日本でも近隣国へのヘイトスピーチとか在日の方への偏見・差別的発言もちらほら見受けられます。

だからBlackだけじゃないだろ!っていうのが素朴な疑問1。

2)余計に白人/黒人意識が分断されるんじゃ…

上記の疑問とちょっと繋がりますが、”Black Lives Matter”って日本語直訳すると「黒人の命は大切」ですが、これだと捉えからによっては「黒人の命”が”大切(他のmatterは知らない)」と受け取ってしまう人もいると思うんですよね…言葉って難しい〜

白人至上主義は存在しているとはいえ、アメリカでは白人も割合的にはマイノリティーになりつつあるから、焦りもあるでしょうね。

だから今回の運動により、そりゃ中立的な人は「黒人の命は大切(だから軽んじてはならない)」と理解しているだろうけど、世の中そんな人ばっかりじゃないから、この言葉で逆に敵対心を抱いてしまうのではという疑問2。

3)コロナ禍でストレス溜まってるだけじゃないの?

今回の事件は本当にタイミングが悪かったと思う。

数ヶ月もの外出や自由な生活が制限され、何百万人が職を失い、人々のストレスが極限まで来ていたから、あることきっかけに、それが爆発してしまったのでは…(フランス革命ミュージカルの見過ぎ←)

実際にCOVID-19感染者は黒人の方が多いという統計もあるので、その背景には生活環境や労働状況などいろんな要因があるのでしょう。

このBLMの理念を本当に支持して活動している人と、
ただ流行に乗ったり、鬱憤を晴らすためになんとなく言っている人も多いんじゃないかっていう疑問3。

4)っで、目的は?

奴隷解放運動は奴隷制度の廃止を訴える、公民権運動は黒人が白人同等の「権利」を得る運動だったけど、今回は何が得ようとしているのだろう?

”Black Lives Matter"とは言うものの、結局何がゴールなのという疑問4。


こんな疑問たちを持ちながらですが…

それでも大事。
まずはissueを見つけ、awarenessを高めること。

じゃこのBLMに関わらないでおこうという逃げの姿勢でいた私ですが、なんかモヤモヤするので、自分の疑問に対して自ら回答したいと思います。笑

ちょっと話はそれますが、私は「女性社会進出問題」についても疑問を持っています。だって「女性の管理職◯%政策」「セクハラ問題の厳しい取り締まり」「”女性専用”」「”女子会”」とかなんか女性が有利になるような対策自体が男女を分けてしまい、「男女平等」が実現されないのでは…(性別問題もわりとセンシティブなんですけど、ここではとりあえず男女だけ述べておきます)

って思って、大学時代、恩師にぶつけてみたことがあるんですよ。

そうしたらね、恩師は「君の考えは正しい。だけど先を行き過ぎている。」と言われてしまいましてね…まず日本ではそもそも女性の社会的地位がまだまだ男性と同等ではなく、その認識を高めるための制度設計が大事なんだと言われたことがあります。(たぶんそんなお話だった…)

政策的なお話をすると(一応「総合政策科学研究科」卒なのでw)、社会を変えるためにはまずイシューを掘り起こさないといけない。

そのイシューがあってこそ、制度設計に向けた政策的な展開ができるのだということをなーんとなく大学院で議論していた気がします。(←もうすでに忘れてるw)

さらに言うと「制度」ができ、それが当たり前になれば「文化」となる。

そんな感じの話だったと思う…(←覚えておけよ!って怒られる…)

だからBLMはまずイシュー発掘のStep 1なんですね。

もう一つ、今日はアメリカ大使館が開催していたセミナーを聞いていたんですけど、「もちろん”All Lives Matter”ではありますが、その中でも抜き出てBlack Livesが軽視されているから議論が巻き起こっているんです」っていう話も出ていて、とりあえず疑問1は自己処理しました。

その他の疑問についても、完全解決ではないのですが、このイシューが正しい方向に向かってくれれば自ずと解決されるでしょう。

「正しい方向に向かってくれれば」です!重要!

世の中、いろんな人がいますからね。(だから世界はおもしろいと私は思うのですが…)時には行き過ぎた考えになることもあります。

だからBLMも基本的には人権を守る良い啓発活動だと思うのですが、これが暴力沙汰にならないように、また別の誰かが不利益を被らないように、うまーくバランスを取ることが非常に重要だと思っています。

雑なまとめ方ではありますが、
私はGeorge Floydの弟さんの言葉が全てだと思うんですね。

Educate yourself!!

っで、結局私たちに何ができるの?

BLMに限らず、世の中で起こっている社会問題について…

中にはデモに参加したり、セミナー開いたり、バリバリ啓発活動をしている人もいらっしゃいますが、私はそこまでのモチベーションはないんですね…

重要な社会問題とは認識しているけど、でも一方で別の面から考えるとそれが本当に良いのか…って思考がぐるぐる回って、中々行動に移せずにいるんです。差別問題とか環境問題とかあらゆる問題について。

あとは単純にそこまでの体力・気力がない。笑
(2ヵ月の自粛生活で完全にお家人間と化してしまいました…)

でも小さな小さな一歩として、問題について考えたり、頭の中を整理したり、勉強してみたりと、微力ながら積み上げていこうかなと。ヨガみたいに、ある一種のマインドセットだね。

私のこのnoteなんて読者3人もいれば御の字ですが、こうして自分の考えをまとめて他の方の考え方にちょっとでもきっかけを与えられたらいいな〜

こんな偉そうなことを書いてますけど、私も無意識に差別発言をしてしまったり、ステレオタイプで人を判断してしまったりすることが多々あります。(気付いたものもあれば、未だに気付いていないものをあるかも…申し訳ありません。)

でも人間ってそういうもんでしょ?

いろんな人がいて、いろんな意見があって、その中で自分と合う人を見つけたり、合わない人と戦ったり、そんな中で喜怒哀楽を経験するから人生豊かになるんじゃないかなっていうことで収まりました。

もはや悟りの域w

インドに修行して仙人目指そうかな…笑

まぁそんな論文みたいなまじめな話を書いてきましたけど、
私のノートのポリシーとしては好きなことで締めたいので…笑

「愛の不時着」について!笑笑

このドラマの魅力はこの記事がほぼ表してくれています!

ステレオタイプについても話しましたので、その観点から!

このドラマこそ、ステレオタイプの固まりだと思うんですねw

まず、舞台が北朝鮮!

これがリアル北朝鮮なのか、ただ製作者の想像なのか…

っで、ドラマの中でキム・ジュモクくんっていうキャラが登場するんですけど、彼は韓国ドラマが大好きなんですね。笑
そして基本的に”南の人”の情報は韓国ドラマから来ているんです。
ドラマや映画はステレオタイプを形成しやすい皮肉がそのドラマに現れていて中々興味深いなと思いながら、でも面白いのでクスクス笑って見てます。
(そもそも北の人が韓国ドラマを見て、”南の人”のイメージを作っているっていうことが事実なのかわかりませんが…)

でもね、ジュモクくんのステレオタイプは悪いものではなく、良いイメージの方が多いんです。「日本人は…」「韓国人は…」「アメリカ人は…」って括りがちですよね。私もついつい言ってしまいます。

これ、話のネタとしては結構盛り上がったりするんですよ。

例えば、最近だと「日本人って冬になるとみんなマスクするよね」っていう会話を何度か外国の友人としたことがありましたが、今では「日本人のマスク習慣、今なら理解できるわ」なんて言われたり。

ステレオタイプって良い意味で使えば会話のネタにもなるし、さらに新しい発見があったりして、ちゃんと使えば悪くないという持論を持っています。

ちなみに、こんなに愛の不時着にハマっている私ですが「韓国ドラマなんてどうせ財閥系の争いして、実は恋人が兄弟で、病気で誰か死ぬ」っていう勝手なイメージも持っていました。これも一種のステレオタイプかな?笑

でも実際見てみると、おもしろかったりするんです。
(確かに上記要素に近いものはあります!笑)

固定概念で苦手意識を持っていても、一歩踏み出してみたら世界が広がりますよ!そんなことを教えてくれたドラマです。
(と学習的な意味を込めてみましたが、単純に”顔天才”のヒョンビン様を拝むだけでも十分に素晴らしいエンターテインメントです!笑笑)

韓国ドラマが苦手なあなたも、
ぜひ!愛の不時着を見ててください!笑

伝わったかな?

そんなところで…何事も視野を広げてみることですね。

「物事を違う角度から見る」

私が大好きなWICKEDで教わった大事なlife lesson。

これを人生のモットーに。
(裏モットーは「世間から見捨てられたら世間を見捨てれば良い」のハクナマタタ精神byティモン)

それでは、ここまで読んでくださった皆さま!感謝感謝。
本日から日本では県外移動が解禁されましたが、
まだまだ終息したわけではないのでどうかご自愛くださいませ。

そして、毎度の事ながら、今もCOVID-19と戦っている医療従事者の皆さま、研究者の皆さま、私たちの生活を支えてくださっているインフラの皆さま、スーパーの皆さま、配達のお兄さん(今日もありがとう!)、コメダの店員さん、いつもいつもありがとうございます!!

それでは良い週末を。

おおゆき@いつになったらベトナムに行けるかなー

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