見出し画像

【読書】amazonのすごい会議(佐藤将之)

会社員時代、何度も開催・出席した ”会議”

この会議、意味あるんかな…

そう思ったことは数知れず。

そんな過去の私を救済できるのが、
佐藤将之さん著・『amazonのすごい会議』である。

この本は、amazonの躍進を支えた「アマゾン流・会議のやり方」を具体的に紹介している。

これまで会議が非効率だと感じても、具体的にどのように手を打てばよいかわからなかったが、そのためのヒントを本書からいただけたと思う。

特に私が今後使いたいと思った会議のやり方
ベスト3は以下の通り。
----------------------------------------------
◼︎今後活用したい会議のやり方  ベスト3

 ①会議資料はナレーティブで書く
 ②会議は沈黙から始める
 ③新サービスの説明資料は「プレスリリース形式」で書く
----------------------------------------------

詳細を、過去の自分に向けたアドバイスの形で記録しておく。

【やり方①】会議資料はナレーティブで書く

良い会議は「良い会議資料」から生まれる。
このことは私もなんとなくわかっていて、私が出席していた会議でも会議資料は大体用意されていたと思う。

注意すべきはその形式。
「パワーポイント」に「箇条書き」で書かれた資料ではなかっただろうか?

もしそうであれば、ナレーティブ形式(文章形式)の資料に変えることをおすすめする。

アマゾンでは、「良い会議資料」=誰でも・いつでも・正しくわかる資料と定義しており、会議資料は「ワード」に「文章形式」で作成されることが多いそう。

「パワーポイント」に「箇条書き」で書かれた資料の場合、解釈の幅が広くなる恐れがある。例えば、自分が後日資料を見直した時や、会議に出席していない人が資料を見た時、解釈がブレる可能性がある。

アマゾンではこの解釈のブレが会議の品質に影響する、と考えているようで、解釈のブレが起きにくい「文章形式」を採用している。

【やり方②】会議は沈黙から始める

これまで参加してきた会議を思い出してほしい。

会議が始まると、まず会議の目的を全員で認識合わせすると思うが、そのあと何をしているだろうか?

大体の会議で、資料を作成してきた人がその概要を説明していたと思う。

プレゼンのように「パワーポイント」をめくりながら、「箇条書き」で書かれた内容に口頭で肉付けしながら説明をする。そしてその説明に対し、参加者が気になったタイミングで質問したり指摘をしていく。こんなやり方をとっていた。

アマゾンでは、この会議の冒頭部分にも工夫がある。

会議が始まると、まず参加者各々が会議資料を黙読する。その間、質問は一切受け付けない。
そして黙読をした上で参加者に疑問点を募り、はじめて議論に移るという。

このやり方の良い点は、非効率な質問を排除できること。
「パワーポイント」によるプレゼン形式での説明の場合、先のスライドに書いてあることを早まって質問される恐れがある。

アマゾンではこのやりとりを無駄だと考えており、「黙読→議論」の形にすることでそういった質問を排除しているそうだ。

【やり方③】新サービスの説明資料は「プレスリリース形式」で書く

変化の激しい時代。
会社や上司から、既存業務の遂行だけでなく、新しいサービスを考えるように言われていたと思うが、うまく新サービスを提案できただろうか?

昨年度、自部署でどんなサービスを提供できるかを考える会議を開催していたが、ぶっちゃけ、まとまらなかった。

この時のヒントとして、以下の話を挙げる。

アマゾンでは、新規プロジェクトが立ち上がる際、必ず用いられている資料フォーマットがある。それが「プレスリリース形式」の資料だ。

なぜ私がこの話を挙げたかと言うと、新サービスを考える段階から「プレスリリース形式」での説明を意識することで、お客様視点に立ったサービスを考えることができる、と思えたからである。

私が昨年度行っていた、新サービスを考える会議で決定的に抜けていた視点がお客様視点だった。

「自分たちのスキルで何が提供できるか」→「それは無理だろう・・・」という議論を繰り返していたが、上記の話を知っていれば、もう少しお客様視点に立った議論ができた可能性がある。

まとめ

思えば、会社員時代、会議のやり方を教わる機会はなく、私も周りの人も自己流で会議を進めていたように思う。自己流なので、非効率な会議を繰り返してしまうこともあった。

この会議、意味あるんかな…

この悩みに対する打ち手のヒントを本書からいただけたと思う。

このまなびをこれからの社会人生活で実践していきたい。

いただいたサポートは本の購入に使わせていただきます!