予想通り社労士試験には落ちたけど、楽しかったからまぁいいや
社労士試験に落ちた。
今年のゴールデンウイーク中に思い立って5月1日から勉強を始め、8月22日の試験日まで、仕事と育児の合間を縫って毎日4時間、資格のアプリで勉強した。
だが、落ちた。
社労士試験に必要な勉強は800~1000時間。
オレが110日間、毎日4時間勉強しても440時間。
勉強には自信があったが、合格ラインの約半分の時間ではさすがにムリだ。
残念だが仕方ない。
だが、社労士試験は楽しかった。
試験が楽しいって変だけど、楽しかった。
「受かれば人生が変わる」という期待があった
会社に顧問の社労士がいたんだけど、電話に出ない、折り返しもない、来るって言って来ない、届を出すのを忘れる、問いただしたら「聞いてない」と逆ギレする、従業員の相談をしたら関係を悪化させて訴えられる羽目になるとあまりにもテキトーで、自分らでやったほうがマシだったんで辞めてもらった。
そのとき思った。
「こんなテキトーな人でも独立できてんだから、オレできんじゃね?
今すぐやったとしても、絶対にオレのほうがマシだぞ?
独立できれば、このクソ会社を辞められる!
辞める、辞めてやるぞ!」
と、試験勉強中ずーっと思っていた。
さらに、家事と育児の合間を縫っての勉強だ。
試験以外のことを考えるヒマはなかったのだが、おかげで嫌い過ぎる会社のことも考えられなかった。
今にして思えば、楽しかった。
つらかったけど、希望しかなかった。
ドラマチックな感動があった
試験が大変すぎて、勝手に人生がドラマチックになった。
そして何度も感動した。
時間を作ってくれる奥さんに感動し、試験会場に行ったら「あぁ、みんな人生を変えるためにがんばっている」と感動し、あげくの果てには資格のアプリの動画で先生が言った「最後まであきらめないでください」という一言にまで感動していた。
こんな感動は大学受験以来だ。
いや、それ以上だ。
大学受験は、高校も住んでた地方も嫌い過ぎて「こんな田舎から一刻も早く出て行ってやる!」という思いだけで大した目的はなかったが、今回は「クソ会社を辞めて独立する!」という夢と希望(?)があった分、やる気が違った。
だから、ことあるごとに感動した。
結果ダメだったけど、楽しかった。
ホント楽しかった。
来年また受けよう。
もう勉強始めてるから、さすがに受かるだろう。
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