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囀る53話 

皆さんが内容に触れた素晴らしい感想を書いていらっしゃるので、今回私が気になった2点について書いてみたいと思います。

1つめ
毎回二人の事後振り返りは最高なんですが、
矢代さんの、バックから百目鬼の大きな身体に包まれるように髪の毛に顔を埋められる
に対して
百目鬼は正常位で、矢代さんの顔をしっかり見ている。4年前、前から顔を見たがっていた頃のように。
今回、百目鬼の気持ちが7巻以降一番端々に見えますが、ふと思い出す情事の記憶があの1コマというところにも百目鬼の心情が表れてるな~と。
だって読者は引きで見てるけど、百目鬼目線では感じてる可愛い矢代さんの顔面ですよ?
(しかも超至近距離)
絶対「綺麗だ、矢代さん綺麗だ」って心の中で連呼しまくってますよ!

2つめ
矢代さんが百目鬼との情事を
抱かれる
と表現したこと。
今まで矢代さんは性行為に対してヤる、ヤられる、レイプで表現してきました。
矢代さんにとって性行為は(感情なく)ヤられる、さっさと済ませるものだった。
でも、百目鬼が8巻以降どんなにその他大勢の男のように一見冷たく感情を出さず対応していても
矢代さんにとっての百目鬼との行為はヤられるではなく抱かれるに確実に変化している。

今気づいたこと
1巻終わりに百目鬼から
「俺に抱かれたいとか思うんですか?」
と聞かれて、お前とはヤらないとかではなく
「お前は優しそうな普通の~」
と続いていて、矢代さんにとって抱かれるという言葉は優しい性行為を連想するものなのかな?と思ったりもしました。
抱かれるって言葉、色っぽくてきちんと感情が入ってて、好きなんですよ~(私が。←それいらない情報)



あとは
「そういえば何で百目鬼の刺青みてあんなに腹が立ったんだろう?」

「大切だから」

「なんで百目鬼は怒るの?」

「男が好きだから?ん?なんかおかしくない?」
………同じことしてた

気付いて、矢代さん。

次回は漸くキングオブ下衆、井波が退場前に存在意義を示してくれるはず。
フルボッコにした後、動画は加工して警察上層部に流してクビにしてやれ百目鬼。




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