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Re:ガムから始める風邪予防生活

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(引用:スポニチ"05年宮崎キャンプでガムを膨らませていた巨人・ローズ(左)とキャプラー")

ガムとの遭遇

 まだ熱心にプロ野球を見ていた頃、当時:巨人・タフィ・ローズが打席でものすごくガムを噛んでいるのを見て、気になって試合に集中できなくなったことがある。まあ、その時は「ガム好きなんやな~」くらいにしか思っていなかったのだが、後々にガムの効能を知り、中学生の時分から今まで基本的には入試があろうが学会発表があろうがガムを噛まない日はない。
 いま一部地域では、新型コロナウイルスによりマスク等の品薄が起こっているようだ。しかし、マスクの予防効果に懐疑的であるという報告は多く、私としても滅菌効果のあるマスクを一日に何度も取り換えるくらいの、湯水のような使い方をしない限りは、ブラシ―ボ効果ほども意味がないのではないか、と思っている。
 そんな中で、このnoteをクリックしてしまった奇特な読者諸君には、その「わんこマスク」に代わる流行への対策として、ガムを提案する。

マンガで分かるガムの効果

 私がガムの効能を知ったのはDreamsという野球漫画の1シーンだった。以下に簡単にまとめる。

地方予選1戦目。主人公・久里武志はマウンドでガムを噛んでいる。
対戦相手・六郷高校の水谷監督はタイムをかけ球審を呼び、「久里がガムを噛んでいるのが気になって集中できない、やめさせられないか」と訴える。
内心、久里のガムを噛む行為をやめさせたいと思っていた球審は、それを夢の島高校ベンチに伝える。
それに対し、部長・山華文博はこう答える。
「久里がガムを噛んでいるのは、野球でベストなパフォーマンスを発揮するためです。久里はプロ野球選手などがガムを噛んでいる姿を見て『何故』と疑問を持ちました。それについて自ら調べた結果、ガムはスポーツにおける最適な心拍数である120を保つのに良いということを知った。久里がガムを噛んでいるのは彼の野球に対し紳士な姿勢と研究の成果であり、夢の島高校はそれを許可する方針であることを六郷高校へお伝えください」
それを聞いた球審は六郷高校ベンチへ戻り、
「やめさせることはできないでしょう。球審の私が他校の研究結果を教えることはできないが、一言『心拍数 120』とだけお伝えします」

はえー。(小並感)

咀嚼ノススメ

 Dreamsを読んだタイミングでは即ち、ガムを噛もう、とはならなかったのだが、後々の私の生活スタイル・個性や、他方面の情報から、ガムの有効性に気が付く。

①覚醒効果
 カフェイン配合のものはもちろんだが、咀嚼すること自体にも脳に刺激を与える効果があるらしく、起きている間は眠い私にはとてもありがたい効果を持っている。

②頭部~肩の血行改善
 顎は首を通る血管のポンプの働きもするらしく、咀嚼は即ち首の血行を良くすると考えられる。つまり、肩から脳に血が回る。脳に血が回れば思考力に影響があり、肩や首に血が回れば凝りの解消にも効果があるだろう。

③菌・ウイルス対策
 昨今ではこれが一番興味を惹く話題だろう。口に何かが入っている状態では、唾液が分泌される。唾液の効果と言えば「デンプンの分解」を思いつく人は多いだろうが、もっと単純に考えれば、水分であり、口腔内の乾燥対策となっている。これ、健常者がマスクにより与えられる最も大きい風邪対策の一つですよね?
 それに加え抗菌作用、歯や粘膜の修復作用、洗浄作用などなどあるらしいが、洗浄作用に注目したい。個人的には凄く面白いのだが、

インフルエンザウイルスや一部菌は胃液により消化される。

では何故奴らが人体に蔓延るかといえば、口~喉で増えるため、胃までは到達しないからである。しかしこれらのウイルスや菌の立場、凄く有名なアレに似てますよね?

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(引用:oricon"白戸家シリーズにダチョウ登場 “熱湯風呂”で上島、「押すなよ、押すなよ!」 ソフトバンクモバイル「熱湯」篇・CM&メイキング")

肥後・寺門(唾液)としては上島(ウイルス・菌)を押さないわけにはいかないのである。

④間接的なダイエット効果
 よくしつけで言われる「20回噛みなさい」とかですね。咀嚼をすることで満腹中枢が刺激され、満腹感が得られやすいため、不必要にものを口にしなくともよくなる。その辺の食事を20回とか咀嚼しているとなんだかとても気持ち悪くなってきたりもするが、その点ガムはチョコレートと一緒に食べでもしない限りはすぐに分解されるものでもなく、数百、数千と咀嚼される。
 満腹中枢刺激に対するコスパは、他に口にするものの比ではない。

⑤その他、多分ブラシ―ボ効果
 疲れてきたので、あとは適当に箇条書きしていく。

・口腔内の洗浄効果
あんなネバネバしてたら歯垢とかくっつくやろ。知らんけど。
・口臭予防
そもそもの口臭ケアを謳うガムもあるけど、そうでなくとも唾液分泌→殺菌→口臭軽減ってなるやろ。知らんけど。
・リラックス効果
常用していればルーティーン的なアレになってリラックスするやろ(適当)。そもそも緊張等により心拍数が高くなるスポーツにおいて120という数値に近づけるはたらきがあるのであれば、日常のパニックなどにも対応できるだろう。知らんけど。
・顎周辺のあれこれ
歯並びとか、顎の筋肉がついて寝ているときに口開きにくくなる的な。知らんけど。
・おいしい
私は一日中味の無くなったガムを噛み続けることもあるのでこれは大してメリットに感じないが、好きな味があれば幸福感に繋がるんじゃないですかね。知らんけど。

他、今回のnoteに適当なことを書かないためにいくつかサイトを見てみたところ、いい感じにまとまっているサイトが結構でてきたので、その内のいくつか紹介する。

Q:下記サイトの情報は正しいの?
A:知らん

日本チューインガム協会
ガムの原料や、研究の簡単な紹介、咀嚼について
サイエンスジャーナル(ブログ)
咀嚼についてのさまざまな健康効果
唾液のチカラとは?
唾液のはたらき
インフルエンザ流行入り! 変わる予防の常識。うがいは効かない?
インフルエンザの感染予防から「うがい」が消えた訳
口の中で突然ガムが溶けた?理由はずばりコレだ!
ガムを噛んでいるときにチョコを食べるなよ!絶対だぞ!

みだれ噛

 まあ、そんな感じで価格面、健康面、精神面、日常的あるいは流行への効果をとっても、予防面ではマスクよりもガムの方が優秀であるように思う。

 というか、数年前に「マスク 詐欺」なるネットスラングを見、各種まとめサイトなどを見てしまった私としては、マスクを常用している人を見ると、

「健康に気を使っているんだな」

ではなく、

「顔のパーツにコンプレックスがあるのかな」

と真っ先に考えてしまう失礼な思考を何とかしたいところだ。

 勿論、風邪等の症状がある場合はマスクをし、感染拡大を防ぐのはウイルス・菌に屈した軟弱者の義務だと思いますので、お互い、マスクのお世話になることのないよう心掛けたいものである。

 また、健常者が不必要にマスクを蓄えた結果、医療機関や研究機関、工場など、マスクが必要である場所に十分なマスクが流通しないようになってしまう現象こそが最悪であり、需要が増える今こそ、代替可能であれば、そちらを使いたいものである。

最後に。
ガムは上記の通り分解されにくいものであるため、ちゃんとゴミ箱に捨てましょう。その点はタバコのポイ捨てよりも害悪だぞ。

ちゅーいんがむこわい

ただ私にとってガムはこの世で一番怖いものでして、枕元などには決して置かないでいただけますと幸いです。

(もちろんジョークです)