【WS】本宝の弱点を克服した代わりに現環境に弱くなった8宝リゼロ
こちらの記事は続編です。前編未読の方は是非以下からご一読ください。
前編:【WS】意外とリゼロでもアサリには勝てる
また、まだまだ試行錯誤中なところもある為、ご了承の上お読みください。
1. 本宝の弱さとは
前回、各所で愚痴りましたが、ここで一度まとめます。
1-6リフレッシュが容易な 1連動エミリア と 想い出行きパック およびそれの恩恵を受ける 早出し千鳥パック は、このタイトルの強みである レベルx1000応援エミリア と相性が悪い
2. 1連動が「本」であるという不安定さを補うための CX交換エミリア がそれ以外に役割を持てず、1枚採用するには不安だが2枚以上入れたくもない
不足するパワーの補強に オカ研パック のアラームを使いたいが、レベルx500応援エミリア の起動効果や 千鳥パック で行方不明になる
トリガーしたCXをストック・手札から処理する方法がない
光景や山崩しできるサブプランとなる詰めが存在しないため、相手に強い山を作られると手も足も出ない
詰めの手段が クロックシュートエミリア のため、詰め切れる範囲が狭い
2. 8宝リゼロ概要
リゼロとしていわゆる「グットスタッフ」、つまり最新弾である氷結の絆が出た時点でデザインされていたのは8宝なのかな、と思います。袋も収録され、それはそれで魅力的な連動があったり面白いEVがあったりするのですが、如何せんパワーが低すぎる。TDの 双子の姉ラム と 双子の妹レム 1人ずつ並んだら対処に困るレベル。残念ながら不採用です。
8宝リゼロ第1案がこちら。レベル2帯が強みというのは全く変わらないため、前回の表題で出汁にさせてもらったアサリなど多くのタイトルとの相性は変わらず。むしろ1連動で山からキャラをピンポイントで引き抜いてこられるようになったため、レベル3に上げられてしまうまでに1ターン多く得られることは増えた気がします。新しく採用したのは、以下のカードたち。
2.1. "氷結の絆"パック&エミリア
新しい1連動に採用したのが宝連動で、相手リバースと手札の緑のカード1枚をコストに2枚まで島風できるエミリア (以下「島風リア」)。前述の「山からキャラをピンポイントで引き抜く」をしてくれます。すると山の中身からレベル2に上がるタイミングをある程度逆算して手札を整えられ、レベルx1000応援エミリア (以下「ただリア」) 早出しの仕込みを行いやすくなり、1.1節の問題点を改善できます。
また、8宝となったためCXが全て「緑のカード」に該当し、1.4節で問題とした「トリガーしたCXの処理手段」となります。
ただし 島風リア が今回の表題である「現環境に弱くなった」の根本的原因であり、第1にパワー。本連動だと自身の効果で1000パンプするため単体で7000でしたが、島風リア はパンプ効果がなく6000がベースとなります。 レベルx500応援エミリア (以下「ぼっちリア」) の応援と起動を合わせてようやく、1/1-7500と同値。それを多面するとなると、 島風リア によるリソース増とサポートのためのリソースでジリ貧です。昨今の行き7500ある互換や、他にテキスト付与するタイプの島風が羨ましい。
また、リバース要求ということで昨今の環境は若干の逆風が。リバメタや朧・中学生互換でリバース要求のあるCX連動は容易に止められます。昨年中の1/1ニ乃が1〜2枚くらいの環境であればよかったのですが、最近は平気で4枚以上入っていてヤバみ。バンドリがあまりいなく、ニ乃とベルだけなら1戦必勝の対戦ではない限り意外と気にならない程度だったりもしますが。
一瞬ネックになる気がしたのが新弾で強化されそうな英梨々ですが、絆とパンプくらいならわざわざ採用されませんかね。
あ"。MARVELも増えてるか。
2.2. 氷に囚われた少女 エミリア
8宝にするなら入れない理由のないカード。CXを貼れば天城と往復1000パンプを振れ (よく忘れる)、1コストかかってしまいますが本連動で行っていた山札の枚数管理を代行できます (以下「天城リア」)。思い出行きパック とパワーが同じく、役割がほぼ被るため、思い出行きパック は最終盤までにどこかのタイミングで1度引ければよいので枠を削り、天城リア を4枚採用としました。ただ配分は好みだと思います。メリット・デメリットを以下にまとめます。山集中エミリア も削りましたが、トップチェックの手段がなく、思い出行きパック というメインフェイズに山を削れる手段を削ったので、確定でアドを稼げる機会がほぼなくなったためです。
思い出行きパック
【メリット】思い出圧縮・メインフェイズ中に手札・控え室を整えられる
【デメリット】場から消えるのでアタック要員に困ることもある (島風リア が全然連動できない、とかがなければ意外とない)
天城リア
【メリット】パワーの往復パンプ・CXを貼るたびに2つのテキストを使える・アタックできる
【デメリット】クライマックスフェイズの効果なのでそのターン直面している問題には無力 (ただリア が控え室にいないなど)
2.3. 迸る怒り パック
パワー不足を補う&コスト0以下リバメタ対策。一応 ぼっちリア の前に置いて、 天城リア で往復1000パンプをしておけば返し9000なので無職対面でもエリスや単体ならギレーヌに簡単に負けないよね、なんて皮算用も可能。
ただ、デッキが慢性的に抱えている問題を解決しているかというと微妙。
ちなみに「ほとばしる」と読むみたいです。調べました。
2.4. 他検討したキャラ
森の探検 エミリア 宝CX採用なら入れたくなるカードその2。パワー不足も補いうるが、思い出行きパック を削ったことで、レベル1に上がってすぐにパンプテキストの条件を満たせる可能性が低いことと、パンプ&ドローディスのテキストもリバース要求なので問題が広がるだけと思い不採用。 オカ研パック を削るなどして 思い出行きパック を増やせば採用できますが、
親切心からの忠告 エミリア 終盤に不足がちなストックを解決。リバース要求なので以下略。
村への訪問 エミリア 1.3節の問題となっている オカ研パック と交代はアリ。緑のカードなので 島風リア の手札コストも可。ただし、レベル2以降の手札は 島風リア で整えるので、この枠にはレベル1までの手札を整えてほしい都合上、手札が増える&能動的にレベルを上げられる オカ研パック の方が適任か。
無垢な美少女 エミリア 上のデッキレシピの上ではレベル0が20枚入っているため、ヒット率はそこそこ期待できると考えられるが、2枚程度入れて1~2ターン目に働いてもらうことを計算するほどの枠のアソビはこのデッキにはない。
公爵家当主 クルシュ 他前列中央のみだが後列にいる必要がなくパワー不足を補いつつ、立ち集中など柔軟な対応ができる点で採用圏内ではある気がする…?ただしエミリア・パック名を持っていない以上、サーチの方法が限られ、特にメインフェイズ中のみに絞れば 起動効果の自爆+手札1で控えからキャラを回収できるエミリア (以下「自爆リア」) のみであるため、緊急時ほどアクセスが難しそう。
あとは オカ研パック を初弾の オカ研レム に変更するなども考えましたが、クルシュ同様アクセスの問題で不採用としました。Memory Snowも優秀なのいますが、《Memory Snow》を参照していなければなー、という感じです。
3. ざっくりと動き方
ほぼ本宝と内容が同じである通り、基本的な動きは同じであるため、レベル0~3それぞれの動きは詳細を割愛し、相違点のみまとめます。
3.1. 1連動まで
最優先で ぼっちリア を拾いに行くのは同様。ただし今回はオカ研が減っているので安定感が落ちています。
天城使用のためにも、また8宝の強みであるCXが手札に潤沢に加わる意味でも、できるだけ毎ターンCXを貼って3パン、そのためなら多少のクロックダメは許容するつもりでオカ研や ぼっちリア は毎ターン使います。本連動と違いアタックフェイズ中の山調整は得意ではないため、天城で目指すのは次のターンのアタック数なのか、山を枯らすことなのかは要注意。
既に書いた通り 島風リア で山を薄くし、手札を整えることがレベル1~2の動きなので、それを毎ターン確実に1~3面できることを目標に動きます。 島風リア の回収対象はレベル2に必要なパーツおよび自身だが、手札が整っている際は相手に与えたいダメージによってトリガー付きを獲るか・獲らないかを判断。特にもう1度以上 島風リア がアタックする際は、次に手札コストにする緑のカードを先に確保しておく、ということもする。
3.2. 電源対面
1000-1CX対面なら 島風リア の6500でも踏むには十分なので、割愛。
7500~8500が複数並ぶ電源対面において、島風リア+ぼっちリア では足りないので、天城リア や 自爆リア の助けを借りなければならない。エミリア・パック名のcipパンプは、《Memory Snow》を除いて外した 山集中エミリア くらいしかおらず、それ以外で採用圏となるとTDの 純白の花嫁レム くらいなのでだいぶ苦しい。しかし、島風リア 6500+6500+6000 の前列に対し、ぼっちリア の起動効果と 天城リア のcipCX効果 で+1000を2つ、もしくは1面を諦めて 天城リア か 自爆リア を置き、さらに+1000~1500を振れるようにすれば8500+8000でアタックできるので二乃2面までは何とかなります。ただしエリス2面は無理。そのため、レベル2ガッツンダーパック や今回採用した 1/1-7500パック、不採用にした 思い出1枚以上で6000になるエミリア の力を借りたい、となります。 本連動エミリア に比べ、現環境には弱くなってしまっていることは否定できないでしょう。
4. 剣聖 ラインハルト
4.1. 強み
前回も触れましたが、ラインハルト の採用はリゼロのデッキを組む上で他のタイトルにない強みとなりうるため、考察は避けて通れないと思います。インフレしつつあるパワーでも彼の20000を踏むことは難しく、また昨今の「アタックの終わりに」という詰めテキストに対し「バトル相手がリバースした時、思い出にしてよい」はクリティカルです。フロントアタックしてくれば思い出に飛んでもらい、サイドアタックをしてくればトリガーが乗らなければダメージステップは0点に収まるため抑止力としてこれ以上ない。
またフロントアタックをしてくれ、思い出に飛んでくれると、詰めのエミリア (以下「詰めリア」) がクロックシュートできなくなってしまうが、代わりに手札1のコストで2点バーンを選択でき、詰め切れる範囲が広がるためシナジーは強い。
ラインハルト を採用した場合、詰めのプランが「レベル2の制圧力→詰めリアによる多面クロシュ」だけではなくなる (15000で制圧できないパワーラインをもつタイトルに対抗プランができる) ため、採用意義は大きい。
4.2. 採用にあたっての壁
色発生 ラインハルト 採用にあたっての最大の課題は色発生である。エミリア・パック名をもつ黄のカードはなく、デッキの本筋から逸れたカードを採用せざるを得ない。
コスト 毎ターンきっちりストックを支払うデッキであるため、ラインハルト登場のための3コストは結構キツイ。プリシラを構えるプランを諦める選択も必要となる。
ラインハルト回収方法 ラインハルト を回収する方法は 自爆リア、島風リア、ただリア のみ。
4.3. 採用するとなると
正直枠がなさ過ぎてラインハルトを無理やり突っ込んでいる感じが最悪なのですが、入れるとしたらこんな感じかなと思っています (というか、今、回してみている最中のデッキだったりします)。削ったのは バウンス持ちの3/2パック と 自爆リア。両方とも本宝の際に3枚で不便はなかったため。
ただ、3.2節の通り500大きいパンプは貴重なので、天城リア を3枚とするべきかもしれません。
ラインハルト は1枚採用だと邪魔にならないので嬉しいのですが、黄色発生と自身の経験Lv.6達成のために2枚としました。相手のタイトルを見てから決めますが、だいたい 詰めリア+ラインハルト で経験達成します。
5. 終わりに
色々と悲観的なことも言いましたが、電源が大量にいる環境なら流石に厳しいものの最近の電源を踏める1000-1環境だと返しが低く、リゼロなど旧タイトルでも息をできる、とても良い環境だなぁ、と思います。ちらほらと見えている1点ダメージを刻む最新タイトルも レム で無力化できますし (できるとは言っていない)(けもフレでやれ)、一応アニメ2期などもあり (ヴァイスに来なかったが)、本編もまだまだ長いので、今後強化も期待できるんじゃないかなー、と思います(願望)。
最後になりますが、前回同様、考察不足な点、拙い点などあれば気軽にコメント・ご指摘いただければと思います。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
ちなみに筆者はクルシュさん推しです。
6. その他
ヴァイスシュヴァルツ研究会さんの凸待ち配信に8宝リゼロでお邪魔させていただきました。shrimpさん対戦ありがとうございました。