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国債の記事一覧

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祐樹せつらのお金・ビジネス・投資に強くなる話 Vol.85:国債

「国債」の重要ポイントをまとめました。お金・ビジネス・投資にお役立ていただければ嬉しいです。 🌟国債には様々な種類がある国債には様々な種類があり、毎日のように発行されている。 「発行目的」による分類は下記になる。 歳入債(普通国債) 様々な歳出需要をまかなうための歳入を調達する目的で発行される国債。 ・新規財源債(当該年度の歳出を賄うために発行) ・借換債(国債の償還資金を調達するために発行) ・復興債(東日本大震災からの復興のために実施する施策に必要な財源を確保する

祐樹せつらのお金・ビジネス・投資に強くなる話 Vol.49:国債

「国債」の重要ポイントをまとめました。お金・ビジネス・投資にお役立ていただければ嬉しいです。 🌟国債の買い方国債は民間金融機関(銀行や証券会社)で買うことができる。 ネットバンキングで買える。 販売手数料はかからないが、国債用の口座を開く必要がある。 金融機関によっては口座手数料がかかる場合もあるのでよく調べること。 国債を買えば年2回利子が支払われる。 個人向け国債は、発行後1年経過すればいつでも換金できる。 ただし換金時は中途換金調整額を取られる。 これは1年分の税引

祐樹せつらのお金・ビジネス・投資に強くなる話 Vol.35:国債

「国債」の重要ポイントをまとめました。お金・ビジネス・投資にお役立ていただければ嬉しいです。 🌟敗戦後、お金の価値はゼロになり、国債はチャラにされた太平洋戦争中、日本政府は戦費を増やすために国債を乱発した。 敗戦後、ハイパーインフレが発生。 1945年からの4年間で日本の物価は約70倍に跳ね上がった。 紙幣の価値はゼロになり、戦時中に発行された国債はデフォルトした(チャラにされた)。 🌟日本国債は戦後20年間は発行されていなかった戦後20年経過した1964年に株価が低迷。

祐樹せつらのお金・ビジネス・投資に強くなる話 Vol.26:国債

「国債」の重要ポイントをまとめました。お金・ビジネス・投資にお役立ていただければ嬉しいです。 🌟日銀のした「国債売り現先オペ」とはこれは、日銀が保有する国債を期間限定で金融市場に放出するという、異例のオペレーションのこと。 一定期間後に買い戻す条件で日銀が国債を売る。 2020年3月に行なわれた。 その理由は、3月決算前に余計な現金を国債に替える需要が高まり、国債の品不足が起こったため。 🌟災害復興こそ長期国債の出番2014年東日本大震災の復興財源は消費増税ではなく、国債

祐樹せつらのお金・ビジネス・投資に強くなる話 Vol.25:国債

「国債」の重要ポイントをまとめました。お金・ビジネス・投資にお役立ていただければ嬉しいです。 🌟日本銀行はバランスシート上では資産500兆円、負債は実質的にゼロ2022年の日銀のバランスシートをざっくり出すと下記になる。 資産 500兆円(国債) 負債 500兆円(銀行券等) 負債の多くは銀行件と当座預金になる。 この銀行券は無利子であり、利子負担も償還負担もないため債務ではない。 当座預金は白川総裁時代に便宜的に有利子になってしまったが、銀行券と交換できることからも

祐樹せつらのお金・ビジネス・投資に強くなる話 Vol.24:国債

「国債」の重要ポイントをまとめました。お金・ビジネス・投資にお役立ていただければ嬉しいです。 🌟財務省の「国債暴落論」に銀行や証券会社が賛同するのはなぜか個人客を国債以外の金融商品へ誘導するため。 個人客の国債購入を仲介しても、銀行や証券会社には何のうまみもない。 財務省の「財政破綻すれば国債が暴落する」という論法にあやかって、銀行は変額保険を売ろうとし、証券会社は投資信託を売ろうとしているだけである。 🌟銀行や証券会社にとって、国債は個人客に対する撒き餌の位置付け個人客

祐樹せつらのお金・ビジネス・投資に強くなる話 Vol.23:国債

「国債」の重要ポイントをまとめました。お金・ビジネス・投資にお役立ていただければ嬉しいです。 🌟国債は金融市場で必要不可欠な商品金融市場での取引の基本は「国債と〇〇」。 たとえば国債と株を交換する取引や、国債と社債を交換する取引が基本になる。 株と社債を交換する際も、間に国債をかませるから交換できる。 よって国債は使い勝手の良い金融商品と言える。 国債がなくなれば社債や株の取引は激減する。 🌟国債は金融市場ではお金と同じ役割を果たしているお金は利益を生まないが、国債は利子

祐樹せつらのお金・ビジネス・投資に強くなる話 Vol.21:国債

「国債」の重要ポイントをまとめました。お金・ビジネス・投資にお役立ていただければ嬉しいです。 🌟財務省にとっても国債の発行は慎重な判断が求められる財務省の国債担当者は政府の最大利益になるように国債を発行する必要がある。 たとえば短期金利が安いときは短期債、長期金利が安いときは長期債を出す方が利払いは少なくなる。 🌟日本銀行は民間金融機関から国債を買う政府(財務省)は民間金融機関に国債を売る。 そして日銀は民間金融機関から国債を時価で買う。 実際にはお金を刷って国債と交換す

祐樹せつらのお金・ビジネス・投資に強くなる話 Vol.20:国債

「国債」の重要ポイントをまとめました。お金・ビジネス・投資にお役立ていただければ嬉しいです。 🌟国債は、財務省と民間金融機関の間で入札で売買される財務省は「こういう国債をこれだけの額発行しますよ」と民間金融機関に向けて通達する。 それを受けて民間金融機関は「いくらでこれだけ買います」と入札する。 なお国債の入札は1度きり。 その入札額によって購入可否が決定する。 🌟国債の入札で値段が吊り上がることはない国債の入札は多数の金融機関によって行われる。 ただしこの入札は1度きり

祐樹せつらのお金・ビジネス・投資に強くなる話 Vol.19:国債

「国債」の重要ポイントをまとめました。お金・ビジネス・投資にお役立ていただければ嬉しいです。 🌟日本政府は債務も大きいが資産も多い日本政府の債務は対GDP比が200%以上と高く、毎年増え続けている。 一方で日本政府は資産も大きいとされている。 具体的には金融資産(外貨など)や実物資産(公共の建物、港湾、道路、森林など)など。 そのため純資産でみると政府の財政状態は健全という意見もある。 🌟国債は国(政府)の借金国債は国にとっては借金になる。 ただし借金だから国債が悪いわけ