「もうわたしのことは考えないで」と彼女は言った
夢の中で久しぶりに女ともだち3人で集まった。
わたしたちが連絡を取り合うのは「どこかでおいしいものを食べよう」という時だけ。
昨今はコロナで、会って食事をする機会を逸してしまっていた。
それでしばらくのあいだ電話もメールもしないままだったのだ。
集まったのは、白い椅子に白い丸テーブルのイタリア料理の店。
予約のときにアサミがコース料理を注文してくれてたらしい。
「お店で悩むより楽だから、勝手に頼んでたの」と笑いながら言ってくれた。
前菜と、オリーブオイルをつけたバケット