【明日のライターゼミ 講義レポート】第1回「記憶に残る言葉に学ぼう」(講師:西島知宏さん)
こんにちは、好きな怪獣はジャミラです。
ありがたいことに台風の影響がすくなかった今治、予定どおり保育園の運動会は開催されました。息子ふたりは見事かけっこで1位をとりました。えらい。トンビが鷹を産んだ気分です。まぁ、産んだのはわたしじゃないですがね。立ち会ったけど。よかったよかった。
それはそうとはじまりました、明日のライターゼミ。
昼間、今治で運動会に参加してそのまま東京に移動して参加、なんてどこかのIT社長のようなまねはできませんのでWeb受講です。こどもたちをお風呂に入れ、オムライスを作り食べさせ、歯も磨き、布団も敷いてやっとパソコンのまえに座れるわけです。そんなことどうでもいいですか?そうですねよね。でもね、おとうさんのつくるオムライスはおいしいんだよ。
目の前のジャミラさんから「さっさとはじめろ!肌が乾くだろ!」という突込みをいただきましたので、本題に入ります。
(でもあんた、これ以上肌乾かんやろ。けっきょく水でやれるくせに。なんて言ってはいけませんよ。涙なしでは語れない。でも、その涙だってジャミラさんを傷つけるんだぞ。おじさんと約束だ!)
明日のライターゼミ3期(2018年秋)の第一回です。
講師は、明日のライターゼミ主催、街角のクリエイティブ編集長の西島知宏さんです。田中泰延さんのヌード撮影をいつも断る方、でもあります。
第1回「記憶に残る言葉に学ぼう」
(1)記憶に残る言葉を見てみよう
(2)記憶に残る言葉から何を学ぶか
(3)記憶に残る言葉を考えてみよう
(4)記憶に残る、のその先とは?
という流れで講義をいただきました。
第一章の前段として、「明日のライターゼミ」とは?について語られました。
『書く力』を広告やWebにとどまらず、発揮する。
10年後、20年後書く力で生きていく。
そのために「書く」分野でプロに様々な角度から教えと気づきをいただく。コピーライター・Web ライター・編集者・作家など「書く」という視点でジャンルにこだわらない講師の方々が明日のライターゼミの特徴です。
(1)記憶に残る言葉を見てみよう
西島さんは広告コピーライターということもあり、過去の優れた広告コピーから『記憶に残る言葉とは』が語られます。
四十才は二度目のハタチ。 伊勢丹
四十才というなんとなくネガティブに感じられていたコトが、
二度目のハタチと言ってあげることでポジティブに「変える」ことができた。
ハタチがカタカナなのもポイント。
ひらがなと漢字、片仮名のつかいわけで読みやすさが変わる。
地図に残る仕事。 大成建設
建設業が「目の前の仕事」なのか「人類の仕事」なのか、目線を「変える」ことができた。
ちなみに、このコピーの表現を模倣したタイトルをつけたnoteを書いています。
よろしければ。
2つの事例から、
ライターの仕事は、何かを変えること。
と、定義されます。
そして、それはライターだけでなく
芸術(アート)ではない、商業クリエイティブの仕事は、
何かを変えること。
それがある世界とない世界では、それを見る前と見た後では、
何かが変わっている。そのために、あるものだ。
『変化』のきっかけをつくる。
それを前提に、じぶんの書いたもの、つくったものを振り返り、評価していく。それが重要である。
(2)記憶に残る言葉から何を学ぶか
では、実際にどうすれば『変化』のきっかけをつくる言葉やクリエイティブを生み出せるのか。
『盗む』をキーワードにその方法論がひもとかれていきます。
技術や考え方でよく言われる『盗む』とは何か?
アウトプット(表現)の模倣→✖
表現の核の模倣→→→→→→→→〇
である。
サルバトール・ダリ曰く
『何もまねしたくないなんて言っている人間には何もつくれない』
(1)の事例でいえば、
四十才は二度目のハタチ。の核は『ポジティブ→ネガティブへの変換』
地図に残る仕事。の核は『目線の俯瞰化。価値の最大化』
アイデアを因数分解してえられる公式をとらえて大量にストックしていく。それを模倣し組み合わせることで新しいアイデアが生まれる。
公式を導き、ストックするには「過去」を知る必要がある。過去の積み重ねの線上にだけ、あたらしさは相対化してあらわれる。
田中泰延さんがいわれていた『巨人の肩にのれ』とも共通する考え方だと感じました。
(3)記憶に残る言葉を考えてみよう
(1)と(2)をふまえてグループワークです。
お題:紙の新聞を1年間定期購読してもいいかなと思えるコピー
ルール:15分間で1本コピーを考え6人前後のグループで
代表するコピーを決定。代表のコピーに各自が投票し、
順位付けをする。Web受講者はコメントにて提出。
上位3本が発表されましたが、みなさん本当に見事でした。
「ネガティブをポジティブに変換する」
「価値を最大化する」
このポイントを捉え、表現されていました。
また、講評を通じて西島さんが仰った
「コンテンツ=商品をいじる」のが効果的な近道。
という言葉も心に刻みました。
ちなみに、わたしが提出したのは
読まなくなったら、メルカリへどうぞ。
浅い!圧倒的に浅い!!
ディオ様に仕えていたヌケサクくらい間抜けです。
とても悔しいですが、これが味わえるのも課題があるゼミの醍醐味ですね。
おめでとうございます。
(4)記憶に残る、のその先とは?
まとめです。
良い文章とはなにか?
記憶に残り、何度でも読み返したくなるもの。
である。
そのために必要なものは
胸に刺さる一行の言葉。
である。
スラムダンクなら「安西先生、バスケがしたいです」
ドリフターズなら「志村、うしろ!」
そのフレーズのために何度も読みたくなる。
その言葉・記事・クリエイティブで変化のきっかけをつくれるか。の視点から胸に刺さる一行の言葉を磨きつづける。
ライターの仕事はフィールドが広い。
広告コピーに記事作成、作詞や脚本…etc
言葉の力で明日(10年後・20年後)を生きる道を切り開く。
以上のような流れでした。
■初回講義を終えて
この先言葉のチカラを信じてすすんでいくためのBASEをいただいたように思います。変化のキッカケをつくる一行へのこだわり。
今日から、コツコツと積み上げて技術をつけていかねばならないなと。
2時間があっという間『明日のライターゼミ』を象徴する内容だったのではないかと思います。これから半年間、すこしでも学び、その学びをアウトプットしながらいかなくてはなりません。
あと、やっぱり現地で懇親会とかいきたいなあと。ひとり懇親会などと称しレポートを書きつつ書身に沁みました。
ここまで読んでいただけた方、本当にありがとうございます。
講義をうけていた方には振り返りを、そうでない方には明日のライターゼミの魅力が少しでも伝わればこれほど嬉しいことはありません。
次回以降もなるべくレポートを書いていきたいと思いますので、
よろしくお願いします!
サポートありがとうございます!ありがたく受け取ります。次の映画評のための映画鑑賞、資料購入に使わせてもらいます。