D・N・Angelと僕の17年間

2021年1月22日、僕の大好きなマンガ「D・N・Angel」が月刊あすかで最終回を迎えた。

17年前の2003年、僕が11歳の時に出会った大好きな作品だ。

どれくらい好きかというと、2014年に上京するまで発行されていた当時全15巻までの単行本が実家にあるにもかかわらず、今スマホにも全18巻まで電子書籍でデータを持っているくらい。

中途半端なところで連載がストップしてしまって、何かの記事で「機会があればやりたいけれど、D・N・Angelは打ち切りになった作品」的なことを作者が発言したのを読んだ。

だから正直、完結しないものだと諦めていた。それが完結にむけて再連載すると2018年に発表されて、もの凄く興奮したのを覚えている。

深夜0時をまわって22日になった瞬間、ドキドキしながら最終回を電子書籍で買って読んだ。

そうすると「D・N・Angel」への熱がまた上がってきて、たまらなくなってきたので、まとまりもなく書き記していこうと思う。

「D・N・Angel」のあらすじ

中学2年生の丹羽大助は14歳の誕生日に初恋の原田梨紗に告白したが、即刻断られ、玉砕する。その夜、梨紗のことを強く思うと大助の体に異変が起きる。好きな異性への恋愛感情が高まると、恋愛遺伝子の副作用で伝説の大怪盗のダーク・マウジーに変身してしまう体質となったのだ。それもそのはず、丹羽家は江戸時代から続く怪盗稼業の名家だった。その日から大助の普通の中学生と数々の美術品を華麗に盗んでいく大怪盗の二重生活、そしてクラスメイトの日渡怜に追われる日々が始まった。
※Wikipedia

アニメ

始まりは2003年。テレビアニメとして知ったのがキッカケです。なんで観始めたのかは覚えていないけれど、妹と毎週楽しみに見ていたのを覚えている。

最初に主人公・大助が好きになったのは梨紗なのに、最終的に梨紗の双子の姉である梨紅とくっつくのが当時小学生の僕には新鮮でした。

大助とツンデレ梨紅ちゃんのイチャイチャを見るが好きです。くっつくのはアニメシリーズの後半なんですが、個人的に最初から「梨紗より梨紅派」だったので。

快活でショートカットでツンデレ。大好きです。理想です。


「美術品」がテーマの一つであり、それが人の思いがこもったモノとして描かれてストーリーが展開されているのも、今の僕の趣味に反映されている。

「人の思いがこもったモノ」。別のベクトルだと「呪い」だったりするんだけど、そういうの好きです。「呪い」とは言わんけど、CLAMPの「xxxHOLiC」の感じとか。

あと単純に僕は絵がさっぱり描けないので(まず真っすぐ線を引けない)、憧れとコンプレックスがあって、だからこそ好きです。美術×恋愛でいうと「ハチミツとクローバー」も大好きです。


そして世界観。これはアニメオリジナルなんだけど、舞台が普通に日本なんだけど、街並みや建物はヨーロッパ風(アマルフィとパリがモチーフらしい)。それを眺めるだけでも楽しい。

あとまた熱が上がった関係で、今Amazonプライムビデオのdアニメチャンネルでアニメを観なおしているんだけど、これめちゃくちゃで影響でかいなと思うレベルでサントラがすごい良い。ピアノクラシック。AmazonでサントラCDを2枚ポチるくらいに。

もちろんOPもEDも挿入歌も好き。

原作

アニメでハマって、もっと大ちゃんと梨紅ちゃんのイチャイチャが見たくて原作に手を出しました。

単行本1巻は1997年に発売で、アニメ終了時の2003年は単行本では9巻まで出ていました。

単行本が発売される度に楽しみに買っていたんだけど、発売ペースがどんどん遅くなっていって、2011年の15巻を最後に一度パッタリ止まっちゃうんですね。

いつまで経っても出ないなー出ないなー、どうなってるんや?と。

それで先に書いた「機会があればやりたいけれど、D・N・Angelは打ち切りになった作品」的な発言を見てすごいショックでした。


それが7年後の2018年に「連載再開するよ、最終回までやるよ」っていうニュースを見たときは本当嬉しかったなあ。

2度目の熱として、電子書籍で全部買いなおして、その時もアニメシリーズを観なおした。だから今3度目の視聴をしています。


コミックスとして出るまで我慢する派なので、今出ている18巻以降のことはまだよく知らないのだけど、今回は長年待ち望んできた作品なので、最終回前と最終回は月刊あすかの電子版で読みました。たまんねえ。

ハッピーエンドを迎えてくれてとにかく嬉しいです。

本当は19・20・21巻?として電子書籍として買えればいいのだけど、19巻以降の内容については豪華版単行本として新たに発売される全10巻のNew Editionシリーズの9・10巻として収録されるみたい。

9・10巻が出る5月24日が待ち遠しい。あと4ヶ月。

KADOKAWAの思惑通り、既に単行本と電子書籍で持っているのに、New Editionシリーズの1・2巻を買いましたよ、ええ。大好きな作品なのでそれくらいは貢ぎますぜ。

1997年に始まって約24年。2003年にアニメ化されて僕が出会って約17年。本当に長かった。僕はただの一読者だけど、一つ人生の区切りがついたみたいな感じです。

杉崎ゆきる先生、本当にお疲れ様でした。





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