26歳女だけど、年下に見られて微妙な気分だったという話。

私だけかもしれないけど、お店の人と話し込むことがよくある。


こないだの、祇園祭の宵山期間。

あまりに暑くて、「涼みたいー!!」と近くの雑貨屋さんに飛び込んだのです。

そこの雑貨屋さんが、結構ヒットで。

しばらく見ていると、オーナーの女性から声をかけられて。

話を聞くと、私の親と同世代。

娘さんは最近結婚されたようで、話も私の身の上話になった。


そこである。

オーナーに「お姉さん、年はまだ20ちょっとでしょ?」と聞かれたのです。


私は満26歳、次の冬で27歳になる。

20ちょっと、といえば、たぶん22とか、よくて23くらい?

とりあえず「もやもや」して、何となく否定したくなった。

少し考えたあと、「26です」と言っておいた。


それからも暫く話し、お茶までごちそうになってしまった。

かわいい手ぬぐいがあったので買って、少し陽の傾いた京都の町へ繰り出したのだった。


そして、鉾や山を見ながら、なんで「もやもや」して「否定したくなった」のか考えた。

世間一般では、女性は若く見られたい欲があるらしい、というのに。


理由は、たぶん。

「若く」ではなく「幼く」見られるのが嫌だったんだと思う。

22歳とか23歳って、まだ学生とか、新入社員くらい。まだ世の中に揉まれてない、「おぼこい」感じ。

「私って、ああ幼く見えるのか」と思って、悔しくなったのかなぁ。と。

そんなに私、世間知らずに見えちゃってるのかなぁ。

20ちょっと、という言葉を聞いたときに、一瞬、ぱちんと考えたのだろう。


まだ若くありたいって執着もないし、

おぼこく見えるなんて、という思いのほうが強いのでしょう。

今はね。


私もこれから一歩一歩と、日を過ごし、年をとる。

いつから私は「若く見られたい」と思いはじめるのだろう。


そんなことを考えた、祇園祭の宵山のことだった。

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