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コゴミが出てきて色々考えた話

ラーメンを食べに行ったらサービスでコゴミを出してもらいました。新潟で採れる山菜ということです。

ラーメン美味しかったです。もちろんコゴミも。

それとは別の話として、自分は新潟出身で子供の頃は親や近所の人が日常的に山菜採りに行ってたので食卓に山菜が出ることも普通で、でも子供なのでそんなに興味なかったけど食べないわけにもいかなかった、という生活を送ってきたわけです。

お店の人に「コゴミです!新潟の山菜です!」と紹介していただいても、複雑というか、サービスありがとうございます!という気持ちはありつつ、なるほど、コゴミ、ですか、みたいな気持ちになったわけです。

繰り返しますが、美味しい食事でした。それとは別の話です。

NHKBSで再放送やってる「あまちゃん」も似た感じのエピソードがある。

何にもない場所に魅力なんて無いと地元にいると感じる現象。ウニやまめぶ汁以外にも色々ある。翡翠以外にも色々ある。海がある。山がある。人がいる。ただそれが見えてないという話。

コゴミだって小さい頃にそうやって大人が採ってきた山菜、のイメージのままだったりすると特別何とも思わなかったりするわけです。懐かしいなあ、というより久しぶりだなあ、くらいな気持ち。
でも久しぶりって何十年ぶりよ?って話で、その間「あーコゴミ食べたいなあ」なんて思わなかったわけです。
そう考えると間違いなくお店の人の方がコゴミのこと考えているし良さを分かってると思う。なにせサービスで出しちゃうくらいだもの。

なんてことを考えて軽いショックをうけました。
新潟は他にも色々な食べ物があって全国的に有名なものもあれば、紹介はされるけどそこまでじゃないものなんてのもある。きっとそれは新潟だけじゃなくて各地にそういうものがあるんだと思う。それだけの話である。

何度も書くけどお店には一切問題はありません。また行きます。



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