CentOS7の移行先はAlma Linuxで決まりか

サーバOSで良く使われているCentOS7、来年の6月でサポート終了なんだけど、移行先をどうするか?CentOS8はすでにサポート終了していて、CentOSはそこで終了。じゃあどのディストリビューションにするの?って話、Alma LinuxにMIRACLE LINUXがJOINしますってことで、大勢は決まったかしら?決まって欲しいな。という話。

AWSではAmazon Linux 2023っていうモーニング娘。みたいな命名のディストリビューションでほぼ決まりなんだけど、さくらのVPSとかどうしましょと逡巡しているわけです。さくらのVPSだと選択できるOSにRocky LinuxはなくてAlma Linuxだったわけで(追記:Rockyも去年の3月から標準でAlmaと一緒に採用されてた。それ以前はAlmaだけは選べたのよ https://vps.sakura.ad.jp/news/vps-os-almalinux8-rockylinux8/、本当にそれで良いのかな?Rockyの方が広まったら困る?みたいな不安がこれで少し解消したんじゃないかな?そうなっておくれよ、という気持ち。

個人的にはRockyの方がCentOSの正統な後継っぽい印象あるんだけど、正統だから何?なんて言われると下向くしかない。

でもたとえば引き継いだ先の人が「なんでRockyじゃないの?ありえないんだけど!」みたいなこと仰ったりしたら、そんなこと言われてもなーと思いつつもスミマセンって思ったりするわけです。そういうの嫌じゃないですか。できれば「はい了解ス」と言って欲しいわけです。笑顔じゃなくても。

2000年代入ってすぐは、Linux系のサーバOS入れるとしたらRHELがメインだったわけです。企業向けにOracleもサポートされていたし。それがいつしかOracle使わない限りCentOSで大丈夫っしょ?となり現在に至ってる。今じゃクラウドでサーバレスなんて手法もあるし、ちょっとしたサイトならCDN噛ませばレンタルサーバでも良くない?なんてやり方もあって、できることならサーバに入ってメンテとか手間を増やしたくはないんだけど、CentOS7のサーバとその上で動くWEBアプリケーション、今でも幾つか面倒みてるんだよね。その移行仕事がこれから待っているのかと思うと、ドキドキする。

LinuxというかUNIX系は基本的な考え方は同じでディストリビューションで入っているシステムがちょっと違ったりパッケージ管理が違ったり細かい部分の差異はあるにせよ、よっぽど古かったりマイナーでなければググれば情報は出てくる。できれば日本語で情報が出てきて欲しいけど、英語の情報はまずある。なのでWEBサーバとしてWEBアプリケーションを動かす用途なら、ぶっちゃけAlmaでもRockyでも構いやしないんだけど、でも派閥みたいに別れてしまって情報も分散するのって、不便じゃないですか。できれば情報沢山あるディストリビューション使いたいわけです。どこもコミュニティが活発って言うのはそういうことだし。
なので、できればこれでやっぱAlmaっすよねってなって欲しい所存。さくらインターネットの社長もコメントしているので、Almaでいいしょ。ね。

あ、CentOS7からの移行のお仕事、お気軽にご相談ください。

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