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「発想力トレーニング」番外編(その2):noteの作業

『AI時代の「超」発想法』(PHPビジネス新書、2019年9月)では、「発想力トレーニング」というものを提案しています。

 発想のためには、つねに発想を続ける「現役」であることが必要ですが、その実行は容易なことではありません。
 そこで、「毎日できる簡単なトレーニングをしよう」というのが、「発想力トレーニング」の提案です。
 運動選手が、毎日トレーニングするのと同じことです。
 その具体的な内容は、『AI時代の「超」発想法』の各章の最後に提案してありますので、ご覧ください。

 ここで述べるのは、「発想力トレーニング」の番外編です
 発想力トレーニングとしては、本書に紹介したもの以外に、いくつかのものがあります。

 その第2が、noteの作業です。
 noteへの投稿は、発想力トレーニングとしては最高のものです。

 第1に、毎日投稿するインセンティブがあります。
 毎日投稿を続けていると、note編集部から「::日間、連続投稿」といううお知らせが来ます。
 この知らせをもらったところでどうと言うことにはならないのですが、投稿を毎日続けるためのかなり強いインセンティブになっていることは間違いありません。

 この通知が、多分コンピューターの自動処理で行われているだろうことは間違いありません。またこの通知は投稿者が見るだけであって、他人の人がそれを見て褒めてくれるわけでもありません。
 つまり、これは独り相撲であることは分かっているのですが、何日か続けた後に一日でも切らせてしまうと、カウントが振り出しに戻ってしまうので、そうしたことにならないように毎日投稿します。これは、まったく不思議なインセンティブ装置です。

 毎日投稿するということになれば、当然、投稿の内容を考えなければなりません。自分しか見ないメモに書くのとは違って、人の目につく可能性があるのですから、それ相応の内容がなければならない。したがって、無理にでも発想しなければならないわけです。

 noteが発想トレーニングになる第2点は、作業手順を工夫することです。
 noteに投稿するためには、様々な作業する必要があります。特に画像関係の作業では、いくつかの作業が必要であり、それらをうまく処理しないと、作業効率が低下します。
 また、note間のリンクの作業も、やり方次第で、大分能率が変わります。
 こうしたことをどうしたら能率よく処理することができるだろうか?これは、いつも考えていることで、それが発想力トレーニングになります。
 これは、「発想力トレーニング:番外編、その1」で述べた日曜大工の工夫と似たことです。

 noteを使った発想トレーニングの第3は、これまでに投稿した自分のnoteを見て、さらにそれを発展させることです。noteに投稿したものは、必ずしも完成されたものではなく、考えの途中の段階で書いてあるものが多いため、こうした作業によって、考えがさらに進みます。
 こうしたプロセスによって、一貫した体系のものを作っていくことが可能だと思います。
 このためには、さまざまなnoteをうまく関連づけていくことが必要で、それが、「アイディア製造工場プロジェクト」で行ないたいと思っていることです。


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