データ洪水にどう対処するか?

 データが多くなってくると、それらをいかに管理するかが、仕事の効率に大きな影響を与える。
 多くの人は、データが少なかった頃の方法を惰性的に続けて、 PCで作ったデータをPCに保存している。
 この方法だと、後から必要なファイルを探し出すには、(ウィンドウズの場合には)ウィンドウズエクスプローラーで分類した体系の中に格納して、ファイル名で探し出すことしかない。ファイル数が増えてくると、必要なファイルを見いだすのが困難になる。

 これに対して、データをクラウドに上げておけば、キーワード検索ができる場合もあるし、リンクをつけておくこともできる。
 私は、原稿をGmailで送ることによって、データをクラウドにあげる操作を無意識のうちに行なっていた。これによって、クラウド上のデータストレージが自動的に構築されていた(『「超」AI整理法、第2章の3)。
 この方法によれば、キーワードを検索することによって、十年前のファイルでも、すぐに引出すことができる。

 音声入力でGoogleドキュメントのファイルを作ると、やはりデータをクラウドにあげることができる(『「超」AI整理法、第4章)。
 noteに記事をアップしても、データがクラウドに上がる。

 これらを、「超」メモ帳の仕組みで管理すれば、極めて巨大なデータセットを自由自在に操れる。必要なデータをすぐに引き出せる。データの行方不明 はなくなる(『「超」AI整理法、第3章)。

 データ保存容量の制約がなくなったので、「要らないものを捨てる」という考えを捨てて、「必要なものを後から見いだす」という考えに転換すべきだ(『「超」AI整理法、第2章の3)。
 この方法は、テキストファイルだけではなく、写真に対しても拡張できる(『「超」AI整理法、第3章の2)。
 それ以外の形式のファイル(スプレッドシート、 PDFなど)にも拡張できる。新聞記事の保存にも使える。



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