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貧乏サラリーマンが見た世界361

金曜日、アドバイザーをしているドイツの会社と夕方TEAMsで会議をした。朝から日本市場を分析したプレゼンの用意をしたので今日は仕事をしたという感じだ。会議後、足を伸ばしてゆっくり湯船に浸かり、汗をかいてから、エアコンを効かせた部屋で脳を静めてのんびり夕飯を待つ。今年66歳になる自分はこんな生活で十分だ。なにかとやらかしてくれる岸田総理によれば、66歳になる自分はまだ高齢者ではないということらしい。要は働けということなのだが、いくら働いても税金を取られるだけで死ぬまで貧乏に変わりはないし、世耕さんのように裏金で高級シャンパンなど望むべくもないので、昨晩は庶民の味方カバを飲んだ。自分の場合、税込で千円もしない1本728円の安酒を自宅で楽しむのが、せいぜいながら、現在の円安下、この値段でどうやって利益を得るのかスーパー業界で働く皆さんが心配になってしまう。それともスペインの生産者が破格の価格で売っているのか、グローバルな流通世界の闇は深い。元為替トレーダーの大西つねきさんは日本のサラリーマンは資本主義における米国という大地主の小作人と同じだという。確かにそうだと自分も思うが、政官財の上級国民が揃って米国に追随する大きな流れの中では自分には貧乏を打開するアイデアもなく、現役時代、駐在で稼いだドルを年初から小分けに売りながら電気代の高騰の前に電気節約型の家電への買い替えを行い家庭のコストカットに働き口があるなら何でも引き受け、些少でも稼ぐという道しか見つからない。実際、米英独3社のアドバイザーやコンサルタントに就任している。残るは栄養を確保しながらいかに食費を削るかである。また節約するといっても必要最低限の付き合いはなさねばならず、都心に出れば2~3万円ではすまない世界であり、ステーキが好きな御仁が一緒だと場合によっては麤皮で20万円なんてことも想定されるので仕事を続けるというのもそう簡単な話ではない。フレンチやイタリアンだとワイン次第でいくらでも値段は釣り上がる。昨年帰国後の交際費については1ユーロ130円前後の時代に稼いだユーロを売りながら充当して来た。足元、ユーロは対円で歴史的高値となっており、今回は想定される予算とは関係なく売っておくか思案中である。情報収集を兼ねた付き合いには金がかかるので官房機密費が必要なことは理解するが、どうも自民党の場合、使い道が選挙などにも使われているという噂があり、腹が立つのである。立憲民主党にはまったく信を置いていないし政権担当能力があるとは思わないが、自民党を下野させるためだけに次回選挙では立憲民主党に一票を投じるつもりである。とにかく民主党(当時)が政権を獲得したあの2009年のような流れを作らなければならないと思うがそんな雰囲気は今の日本にはない。

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