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貧乏サラリーマンが見た世界364

久しぶりに朝、満員電車に乗って出かけた。今週東京ビックサイトで開催されている日本エネルギーサミット併設の展示場(無料)を回るためである。サミットそのものは参加費用がバカ高く上級国民だけを対象とした会議であり、貧乏人には電車賃くらいしか負担出来ないからである。それにしても見るべきものの少ない各社の展示で外資は明らかにスポンサーである日本大企業とのお付き合いでブースは展示ではなく面談スペース確保のためであった。日本では7月請求分から電気代が大幅に値上げされると報道されている。そもそも日本には将来にわたって安定的に電気を供給するための計画が机上にはあるのだが、実際にはないと言って良い。いつの間にか11基が再稼働している原発を更に25基再稼働させ、20~22%の電力を原発から得る将来計画になっているが、これって国民的なコンセンサスになっているのだろうか?更には環境破壊の太陽光を自公政府は引き続き利権まみれで強力に推進していく。立憲民主が政権をとっても利権が彼らの手に渡るだけで代わり映えはしないだろう。太陽光をいくら増やしても大型蓄電池がなければ既存の送電線網は太陽光で発電する電力をお金を貰って受け入れる形にしないとコストが合わないのである。そこで再エネ賦課金が登場し、国民に電気代として押し付けているのである。政治家と結託した一部業者のために環境を破壊し、そのうえ今後大量に発生する使用済みの太陽光パネルの廃棄場所も廃棄方法もはっきりしていない。原発の核燃料ゴミと同様である。出口がないのである。一方で実際は水力、石炭、天然ガス(日本の場合は液化天然ガスを輸入)発電が主要電源にならざるを得ないと思うが、いずれにせよ人間が生み出す人工廃熱や気候変動による暑熱により、日常生活には電気による冷房が絶対的に必要となる。その結果、自由化により高騰していく電気代が払えなくなる年金生活者を筆頭に多くの貧困層が熱中症で死亡するという近未来が予想される。そのまえに世界的な疫病で貧困層は殺してしまえというのが富裕層の方針なのかもしれないが、彼らの都合で殺されてはたまらないのでその対策も考える必要がある。その前にエネルギー問題については、へロブスカイト太陽電池(ヨウ素がベース)に自分は注目しており、これに燃料電池ベースのヒートポンプ組み合わせることで小集団の電力供給を確保していくことは可能だろう。また自分が移り住んで来たトカ田舎には多くの生産緑地が残されており、そこに糞尿と家庭ゴミをベースとするバイオガス発酵設備を設置し、生成バイオガスをメタン化することで家庭用のガスを確保することが出来る。農家にはエネルギーを渡し、農家からは食料を得る自給自足経済である。今でも家人はスーパーではなく出来るだけJAから野菜を中心に食料を買っている。老人の戯言と笑われるのだろうが、地域に根差した小集団が生き残りのためには必要になると思う。まずは地域の居酒屋やスナックで友達を作ることから初めている。

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