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貧乏サラリーマンが見た世界256

定年後の嘱託契約社員、今年で65歳になる。現在65歳からの仕事に関する契約交渉中である。実際に契約となると納得できる条件が出て来ない限り、合意しないつもりであったが、契約開始時の10万ドルの支度金に年俸50万ドルという初年度のオファーを受けて契約書の内容を精査して契約しようと思う。42年間、凡人が日本の大企業で働いた結果の市場価値という事になろうが、こんな程度とホリエモンなら嘲笑うだろうが、自分のような貧乏サラリーマンとしては残存価値があるだけでも、頑張ったよなと自分では思う。これなら、嘱託契約満了前にもう一度休みを取り、ビジネスではなく久しぶりにファーストクラスで帰国し、銀座でバカ飲みしてもバチは当たるまい。仕事をしなくとも65歳以降、厚生企業個人の3階建ての年金に加えて配当で現役サラリーマン並みの生活費は確保しているので、これからは現役時代に戻って稼いだらそれなりにパーっと使うことにしたい。海外で働く限り、日本での税金はない。定年後の5年間はコロナもあったが、老後2千万円問題に煽られ老後の現金資金を貯める為、海外出稼ぎに出て預金高を積み上げ苦しい5年間であった。その5年間の努力が市場に認められたと思うとまだまだ枯れてはいられないし、実績をあげ、年俸も毎年上げて行くぞと再び元気が出て来た。目指せ百万ドルプレーヤーである。また海外で働く限り、日本の若者の邪魔をするわけでもない。マスメディアで喧伝されている死ぬまで働く時代が来たのなら、自分なりの仕事をするべきだろう。AIでそもそもの仕事がなくなるというが、AIが現物を如何に生み出すのか、AIが米を作り、精米をして、ご飯を炊いてくれるという事なのだろうか。AIを使って効率良く仕事をするという事は理解するが、AI銀座クラブなんていうバーチャル空間では自分は楽しめないし、AIが調合するワイン擬きの飲み物も御免被りたいし、食も同様だ。メガネをかけ、仮想空間で訳の分からぬものを例えば寿司だと思い込まされ食べるなんて出来るわけがない。いずれ昆虫も寿司やステーキなるのだろう。自分の時代は、自分が働き、本物の美味いものを食べ、好きなワインを飲む。やっとロマネコンティを飲む事が出来そうである。


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