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貧乏サラリーマンが見た世界369

まだ梅雨前ではあるが、当地も今日は真夏日である。午前中はコンサルタントとしてテレワークでEメールをチェックし、処理したら、コンサル業務で外出がない時の午後は自分の時間である。夕方、犬の散歩を終えたら風呂に浸かり、ゆっくりと汗を流し、氷水を飲んだら、除湿機とエアコンをフル稼働させ狭い寝室で涼みながら夕飯を待つ。狭いだけにあっという間に冷えて来る。自分にとってはこれだけで至福の時である。愛犬も横で鼾をかきながら満足そうに寝ている。家人が調理中の本日の献立は豚肉の冷しゃぶに冷や奴、野菜サラダ、茄子の味噌汁、豊科産米飯である。庶民にはこんなんで贅沢であり、それで十分に幸せなのである。夏期の電気代は今月株主総会が開催される保有株の配当で支払う予定だ。冬期は中間配当で支払う。日本の多くの大企業は累進配当を掲げ、保有株の配当も増えており、マイナーもマイナーなゴミ株主であるが、年金生活者である自分は今後年金制度がどうなるか分からず、インフレ下、預金も目減りするだけなので益々配当に頼らざるを得なくなりそうだ。なので現在の日経平均株価高は本当に迷惑な話で早く暴落しないことには株の買い増しが出来ないのである。今の高値では長期投資が既に不可能な貧乏な高齢者には短期的な株価下落リスクはとても耐えられないからである。財務省は財政再建が必要でこのままでは財政破綻するというが、借金は財務官僚が作った予算の結果で政府の借金であり、国民の借金ではない。まず襟を正し責任を取るのは政治家と高級官僚だろう。それもなしで議員には脱税を許し、議員宿舎や公務員宿舎を一等地に建て安い家賃を享受し、財政が破綻すると声高に叫ぶ財務省の高級官僚は退官すれば天下りで我が世の春を謳歌している。何を言っていやがるである。自分のような庶民は円が破綻するというなら、外貨を持つしかないし、実際アルゼンチンのようにドル化を推進する国もある。現代においては物々交換は現実的ではなく生活必需品の交換手段は通貨しかないと思う。勿論、デジタル通貨も念頭にあるが、まだまだ時間がかかる。今のところ自分の金融資産残高の15%程度が外貨であるが、円の価値が急激に減価するなら外貨比率を高めるだけだ。株式も海外で外貨を稼いでいる企業株を保有している。最悪は厚生年金はないものと思えば良いし、その為に65歳で日本企業退職後、外資とコンサル契約を結び、外貨を稼いでいるので円転しなければ良いだけだ。今週イタリアで開催されているG7において関連ビジネス会合に出席しているブラックロックのフィンク最高経営責任者の発言を読んだが、彼が言いたいのは、世界はこれからも経済成長が必要であるが、財政運営で四苦八苦している各国政府では駄目だ、俺達にインフラ建設を自由にやらせるなら金は出す、そうすれば世界は成長軌道に戻るのだとした。彼の言うプラグマチックなアプローチとは株主だけが儲かれば良いという、更なる経済格差拡大を意味しているのだろう。岸田総理はフィンク教信者のようであり、彼は残り少ない在任期間中に庶民が益々貧乏になる種を出来るだけ蒔くつもりなのだろう。六公四民となる日も近い。


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