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チェスの基本定跡: 1 ルイ・ロペス: 1

この記事はルイ・ロペスの分岐を大別し書き留めたものです。

♙ルイ・ロペスの基本形

1. e4 e5
2. Nf3 Nc6
3. Bb5

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ルイ・ロペスは白三手目で形になる。これはイタリアンなどと同じ。黒番がこれらの定跡を避けたいなら一手目か二手目で他の手を指せばよい。

黒三手目は、b5マスのビショップをすぐさま攻撃する 3...a6とそれ以外に大別される。
以下は代表的な派生。

♗3...a6=モーフィー・ディフェンスからの変化

4. Bxc6
エクスチェンジ・バリエーション。以降の数手で白が手を間違えなければ形勢互角。

4. Ba4 b5
カロ・バリエーション
次の白五手目は 5. Bb3の一択。


4. Ba4 Nf6
5. O-O
モーフィ・ディフェンスのメイン・ライン。次の黒五手目は重要な分岐点。

5... Nxe4
オープン
この分岐でメイン・ラインとされているのは
6. d4 b5
7. Bb3 d5
8. dxe5 Be3
形勢互角。

5...Be7
クローズド
この分岐のメイン・ライン?
6. Re1 b5
7. Bb3 O-O
形勢互角。

♞モーフィ―・ディフェンス以外でよく選択される定跡。


3...Nf6
ベルリン・ディフェンス

3...Bc5
クラシカル・バリエーション

3...d6
シュタイニッツ・ディフェンス

3...Nge7
コツィオ・ディフェンス

3...Nd4
バード・バリエーション

♟重要:あまり使われずかつ黒の勝率が良い定跡

3...f5
シュリーマン・ディフェンス

解析は白番有利だが展開が複雑で実戦データでは黒番に分がある定跡。黒番でルイ・ロペスを指すなら有力な選択肢。白番は要注意。

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