精神的DVで別居したあとの生活

先月、精神的DVでパートナーと別居した。

DVによる別居は入念に準備した上で離婚前提で行うことが多いと思うが、私の場合はこれから先のことをどうするかは考えずに、突発的に家を出た。

我ながら考えが甘いとは思うが、前向きに考えれば行動力があるとも言える。

計画性はないがリスクヘッジはしていて、既にフルタイムで仕事復帰していて最低限の暮らしが可能な経済状況、かつ多少の貯金もあり、別居後に格安で滞在できる住居も確保していた。

別居後の生活もある程度シミュレーションしていて、7割位はイケるだろう、という予想がついていた。そういった背景から、突発的に家を出ることができた。

また、パートナーは物理的DVは少しあったが、身体的な暴力はなかったことや、モラハラのように常時精神的DVをされていたり全く話が通じない相手ではなかった。

そのため、パートナーには家を出る前に軽く相談して（しかし事後報告のようなものだったが）、鬼電や凸されないように配慮した。

パートナーからの連絡

別居してからは暫く何も考えることができず、2週間ほど過ぎた頃、パートナーから連絡があった。

体調について心配するメッセージは何度かもらっていたが、今までのように気を遣うことができなかった。　そのため、淡々と短い文章で返信していた。

それに怒ったのか、
「自分ばかり悪者にされて辛い」
「裏切られた」
「あなたにも悪いところはある」
「今は怒りしかない」
「もう離婚しようと思う」
と色々なことを言われた。

わかってはいたことだが、パートナーは自分のことしか考えていなかった。少しは謝罪などがあるかと思っていたため、ショックだった。

私はまだこの先のことを冷静に考える余裕はなかったため、
「あなただけが悪いとは考えていない」
「離婚はいつでもできるから、少し時間をあけてから考えよう」
と伝えて、その場は保留となった。

短時間の面会交流

まずはお互いに物理的に距離をとり、冷静になってから今後のことを考えることになった。

私もパートナーも、ここ最近は育児に追われてゆっくり眠れていなかったため、お互いの精神状態を落ち着けることを優先することになった。
（子供は私の元にいるので私は休めないが、DV環境で家事・育児・仕事をこなすよりマシだと考えている）

子供のことも考え、短時間の面会交流は行うことにした。子供はパートナーに懐いているので、その点は良かった。面会は第三者を交えて、人目のあるところで行うことにしている。

面会交流している時は、パートナーはイライラしたり怒りを爆発させることもなく、
「また一緒に過ごせるかもしれない」と錯覚しそうになることがある。

しかし、パートナーと会う直前は動悸がしたり、途中で突然強烈な腹痛に襲われてトイレから出られないこともある。
体は明確に拒絶している。

最近の研究では「トラウマは身体に記憶される」と言われているそうだが、そうだなと実感している。

自由で安心安全な環境で過ごすことの幸せ

別居してから、常にあった緊張感や不安感がかなり和らいだ。気づいたら無意識に緊張したり、歯を食いしばっていることはまだあるが、それでもかなり減ったと思う。

パートナーには独自のルールがたくさんあり、それを守らないと機嫌が悪くなるため、家にいた時は常時ルールを破らないように気を張っていた。
（おそらくパートナーにルールを作っている自覚はない）

今はそれらのルールを守る必要がなくなり、育児や家事を一人でこなしていると言うのに、むしろかなり楽になった。

何年かぶりに、自由で安心安全な環境で過ごすことができるようになり、自然と笑顔も増えた。

ずっとしんどいと感じていた家事や育児も、かなり楽になった。
子供のことを可愛いと思える時間も大幅に増えた。

以前は辛いが9割で、可愛いは1割だった。
今は可愛いが9割、辛いが1割くらい。
それくらい劇的な変化があった。

育児が辛かったのではなく、パートナーとの生活が辛かったのかと今更ながら驚いている。

別居後の経済状況

私はフルタイムで仕事をしているため、別居先での自分と子供の生活費は自己負担している。

パートナーと暮らしている時は、ダブルインカムで余裕があったことを思うと、今はかなり倹約的な暮らしではあると思う。

でも、ゴミ箱を見て「〇〇買って食べたの？」「もう少し健康に気をつけて」とか言われない。
監視されているようで、地味にストレスだった。
好きな物を自由に買えるし、食べることができる。

今後は自分の稼いだお金で贅沢できるくらい、稼ごうと思う。

あらゆるルールからの解放

一緒に暮らして朝も顔を合わせているのに、何故か平日は頻繁に長文のメッセージが来ていた。もう頑張って返信しなくても良い。それだけで少し時間が増えた。嬉しい。

もう毎週ホテル並みに掃除をしなくて済む。熱が出ても、夜泣きで寝不足でも、腰痛がひどくても、必ずやらないといけないのがとても辛かった。

タオルも畳み方を気にしなくて良いし、きっちり揃えなくて良い。

玄関に靴を出していても、ベビーカー置きっぱなしでもイライラされない。

子供が食べこぼしても、いちいち細かく拭かなくて良い。

あれ。
書き出すとかなりモラハラちっくになってしまった！

命令したりはしないけど、守らないと段々機嫌悪くなるから守らざるを得ない雰囲気を出してくるのも、モラハラに入るのだろうか。

今後の目標

・収入を今の倍にあげる
・半不労所得を作る
・収入源を複数確保する
・子供ともっと過ごす時間を作る
・私と同じように苦しんでる人のためになるサービスやビジネスを作る
・過去の精神的虐待やDV被害による複雑性PTSDを克服し、レジリエンスの高い人間になる