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右と左の補助輪※28※

馬場俊英さんの歌の中に、’右と左の補助輪’とゆう曲がある。

この曲は馬場さんが、親の目線で、右と左の補助輪を両親に例えて曲が展開していく。涙腺を緩ます、あたたかい親心。永遠ではない命だけれど、子供の光でありたいと願う親心を歌った曲。

親になったことのない私には、本当の親心は分からない。けれども、この歌を聴いていると、親になったらこんなにも子供の存在が愛しくて、大切で、世界にたったひとつしかない宝物なんだなぁと思う。

’愛する人にいつか巡り会う、ありふれた平凡な幸せを祈る。’
’暗闇に迷いそうな夜は、ふたつの車輪の右側が僕さ。君を守ってあげたい。’
’やがて僕らが死に、君がひとり、風に吹かれている未来を思う。’
’僕のすべてを君にあげたい、永遠のいのちがここにないのなら、僕は光になりたい、君の光になりたい。’

私にもそんな頃があった。

近所の公園で、自転車に乗れるようになりたくて、転んでも転んでも漕ぎ続けて。その時、自転車に乗っている私の後ろには、父親か母親の’手’があったはず。

’’手を離さないでとペダルを漕ぎながら、補助輪を初めて外して、走り出す君の背中眺めてた。’

そう。

今当たり前のように乗れている自転車も、最初から乗れていた訳じゃない。小さな頃、’自転車に乗れるようになりたい’との一心で、精一杯練習したあの頃があったから。

いつからか、右と左の両方の補助輪として、私や妹を育ててくれた母親には本当に感謝の想いでいっぱい。
この歌を聴くと、親には感謝しなくちゃと想う。どんな想いを親に抱いていたとしても、悲しい経験をもひっくるめて。
私が今、いのちの旅を出来ているのは、両親が与えてくれた’人生とゆう名の切符’があったからなのだから。

✾大切な事を教えてくれた馬場さんへ。

素敵な曲を本当に、ありがとう˙ᵕ˙


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