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神奈川7区 金融vsデジタル 与野党ホープ同士の決戦 #35【選挙解説】


①神奈川7区のエリア

  • 横浜市

    • 港北区

②自民鈴木氏6選なるか!?

今回、自民や立憲ともに従来の国会議員とは異なるイメージの斬新性のある方と見受けられました。
個人的な感想ですが、横浜市の港北区だからこそお二方のような代議士が誕生したかも知れませんね。
自民候補は当選5回の鈴木 馨祐氏であり、財務副大臣や外務副大臣といった職を歴任しました。
出生地がイギリスのロンドンで東大法学部から大蔵省に入省し勤め、2005年に出馬し初当選を果たしました。
まさしく金融通の代議士であることが伺える経歴です。
現在は政調副会長を務めております。
対するは当選2回の中谷 一馬氏ですね。中谷氏はデジタルハリウッド大学院を主席で卒業後、GUMIの創業に参加し執行役員を務めました。その後、元総理大臣で立憲の最高顧問を務める菅直人氏の秘書を3年間勤め、2011年に県政史上最年少の27歳で神奈川県議会選挙に当選を果たします。その後神奈川県議を1期務めた後に2014年に出馬するも落選、そして2017年に比例復活で初当選を果たします。
また政界内でのブロックチェーンやネット投票といった政策にも関心が強く、Global Blockchain Policy Conference 2018にエストニアの大統領と共に参加するといったまさしく党内でもデジタル政策の評価が高い方でしょう。
まさに金融vsデジタルの戦いです。

③候補者紹介(予想される顔ぶれ)

ここで候補者を紹介いたします。なお選挙制度において公平性を記すために現職・新人・名前と年齢、所属政党を記します。


自民【現職】鈴木馨祐候補(46歳)[5期]
立憲【現職】中谷 一馬候補(40歳)[2期]
維新【新人】宗像 富次郎候補 (62歳)

④前回衆院選では中谷氏、一歩及ばず

前回の衆院選ではわずか4,000票差で中谷氏は鈴木氏に敗れました。
野党共闘とコロナ禍における政権不満票が貯まったものの、残念ながら12万4,524票で鈴木氏の12万8,870票には及びませんでした。
ただ今回の区割り変更に伴い、港北区のみの戦いになったことで7区にも変化が訪れるでしょう。
区割り変更は衆議院議員にとっては痛手ですし、減る選挙区も苦しいですが増える選挙区でも地盤を移すことも考えなければなりません。
例えば松原元拉致問題担当大臣や野田元総理もまた区割り変更に伴い従来の選挙区から移った人です。
また自民でも甘利前幹事長が13区から20区へと移りました。
このように選挙は変わるのです。
さらに維新の会の候補者は宗像氏で東京2020オリンピックサーフィン日本代表監督出身で神奈川県議もしておりました。つまり県政でも実績を残している方がこの二者の間を通り、躍進を果たす可能性もあるのです。
いずれにせよ注目の選挙戦です!



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