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沖縄県議会選挙2024 裏金よりも県政の不満高し、16年ぶりのねじれ議会と詳細分析


玉城県政の敗北、責任重し

今回は裏金問題もありながら、
与党が過半数割れを許したことについては、
結果的に大変重い責任であると感じています。

中でも日本共産党と立憲民主党の議席が、
選挙前は合わせて11議席だったのに対し、
今では6議席と約半分近くを落としています。

沖縄県議会議員選挙2024
【県政与党】立憲と共産党
【選挙前】
立憲:4議席
共産:7議席
【選挙後】
立憲:2議席
共産:4議席
【県政野党】自民党と公明党
【選挙前】
自民:18議席
公明:2議席
【選挙後】
自民:20議席
公明:4議席

裏金問題の逆風がある中で、
沖縄県議会選挙で勝利した自民党は、
プラスに働いたと思います。

この点が追い風になれば党としてはいいのですが、
しかし解散する理由としてはまだ不足しています。

玉城県知事の反応

ではこの結果を受けて玉城県知事の反応はどうだったか?

NHKニュースの一部を抜粋し、紹介させていただきます。

選挙結果を受けて、玉城知事は17日未明、記者団に対し「結果を真摯に受け止めて、いままでの進め方が本当に正しかったのかもっと努力するべき点があったのではないか、考えなければならない。アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設反対は揺るぎない思いだ」と述べました。

出典:NHK 2024年6月17日 沖縄県議選 玉城知事を支持する県政与党 過半数を確保できず

正直に申し上げれば沖縄県知事は直近4期に渡り、
革新系の知事が首長でした。

そのため革新系の不満が次第に高まり、
裏金問題の有無に関わらず、
今回の選挙では厳しい戦いだったかと思われます。

この点は私の住む東京都と沖縄県の方々のギャップがあり、
予想できなかった部分です。

【選挙前】
与党:24議席
野党:24議席
【選挙後】
与党:20議席
野党:28議席

沖縄県議会議員選挙 那覇市・南部離島選挙区

那覇市では公明の新人:糸数 昌洋氏がトップ当選です。
前回では無所属与党の翁長 雄治氏が18,021票で当選されていましたが、
今回は野党が奪還し、9,451票での当選となるなど、
圧倒的な当選ではありませんでした。

以下は定数11のうち当選された上位4名の政党です。

【2020年沖縄県議会議員選挙 那覇市・南部離島選挙区】
1.与党
2.公明
3.自民
4.立憲

【2024年沖縄県議会議員選挙 那覇市・南部離島選挙区】
1.公明
2.自民
3.公明
4.立憲

なお自民党と立憲民主党それぞれの現職は
前回の選挙と比べ、票数を落とされての当選ですね。

沖縄県議会議員選挙 沖縄市選挙区

沖縄市選挙区では以下の特徴があります。

まず共産の候補がここで1議席落とされています。

そして定数5のうち、自民2名と公明1名の3名の
野党議員が
当選されていることも特徴的だなと言えます。

一方で立憲や社民系が上位に当選されていることも
また玉城県政への不満と自民と距離がある方の受け入れ先が、なかったかもしれないとも考えられる結果だと言えます。

やっぱり玉城県政への不満と国政自民党への不満の
両方が混ざった選挙結果であることは、
与野党共に分析して、次期衆議院選挙に臨んで頂きたいと信じています。

全ての候補者のことを応援しております。

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