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元スイミングコーチの独り言 14本目

さて、前回の「独り言13本目」の最後に、背泳ぎの補助について書く…としてたので、これについてお話しようと思います。

ほとんど曲芸に近い。(笑)

まずは水中ではどんな姿勢でいるのかというと、

背泳ぎ補助1

これは、背泳ぎを始めたばかりで腰が沈んでしまう子に行っていました。
キック力が付いてくると姿勢が安定するので、脚で腰を支えるのはなくします。

ストロークの補助はこんな感じ。

背泳ぎ補助2
背泳ぎ補助3

ええっと…、

これは「自転車に乗れた時の感覚」並みに、実際にやってみる方がよくわかるかと思います。

これを上から見た図がこちら。

背泳ぎ補助4

基本は先週のクロールの補助と同じですが、片方の手で頭を支えるのがちょっと異なる点です。

頭を支える手をかわるがわる入れ替えて、ストロークの補助をします。ポイントは、子どもの腕を押し出す瞬間に反対の手で頭を持ち替えるところ。

頭は持ちあげすぎないようにします。手は、最初のうちは 4本目で書いていますが、「1,2,3!」の声掛けで手を後ろに回すように補助します。慣れてきたら、ローリングを意識して水の浅いところではなく、やや深いところを掻くように押し出します。

指導の際、サブコーチ(アシスタント役のコーチ)がいれば、スタート点に戻る際も背泳ぎで戻りますが、いないときは、クロールで戻るようにさせます。(ぶつかる危険があるので)

大変だったこと

手足の長い子が増えてきて、私のような昭和丸出しの?ちんちくりん体型との違いを痛感していました。そうでなくても、リーチが短いので、背泳ぎの指導の時は、めちゃくちゃのけぞってやってた記憶があります。
たまに後ろにすっころぶことも。

すっころんでも、しれっと平静を装って、「はい、次行くよー!!」と声を張り上げておりました。

コーチがいきなり潜っていたら、鼻で息を吐いているかの確認か、補助でバランスを崩してかのどちらかだと思います。(笑)


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