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早いもので

早いもので2月になりました。息子が学校へ通うのもあと20日となってしまいました。

息子は、3月に支援学校を卒業し、4月から就労施設で働くことになっています。

長かったような、短かったような。まぁ、過ぎてしまえばなんて言うことはないのですが、色々とありました。(ほんとに色々)

息子に「送る言葉」という気取ったものは言えないけど、4年前、自分がPTA会長を仰せつかったときに書いた祝辞を貼っておこうと思います。

卒業式祝辞 支援学校向け

卒業生の皆さん、保護者の皆さん、本日は誠におめでとうございます。
心よりお祝いを申し上げます。
PTAを代表いたしまして、一言ご挨拶を述べさせていただきます。
小学部、中学部、そして高等部の皆さん、あどけなかった皆さんが体も心も立派に成長し、今日という日を無事迎えられましたことを本当にうれしく思います。
学校生活では、楽しい事、苦しい事、悲しい事、そして達成する喜びと色々な事があったと思います。
「※1   」や「※2   」では、一生懸命練習して、すばらしい演技を行うことができました。
職場体験や現場実習では、慣れないことが多くて戸惑う事も多かったでしょう。けれどおうちの方、先生方のサポートを受けて、頑張って最後までやり遂げることができました。
その一つ一つがこれからの皆さんの力になっていくことでしょう。
明日から皆さんはまた新しい一歩を踏み出します。でもその先はまっすぐで平らな道ではないかもしれません。
道はいくらでもあります。立てなくなるほど考え込むより、「逃げるは恥だが、役に立つ」で、自分のペースで歩んでいってください。
校長先生をはじめ、学校の先生方、長い間子どもたちをご指導くださいまして、本当にありがとうございました。保護者の皆様にも、PTA活動などを通じてご協力いただき、心からお礼申し上げます。
最後に、お子様1人1人の成長をPTA一同、心より願いつつ、お祝いの言葉とかえさせていただきます。
本日はご卒業おめでとうございました。

令和 年 月 日  PTA会長 ○○○○

※1」と「※2」には、運動会や文化祭など、学校行事の名称をいれてください。

支援学校向けのテンプレがない

支援学校の特徴として、小・中・高と全ての学年が一緒である、というのがあります。(地域によっては、高等部が別、みたいにくくり方が違う場合もあります)

なので、お祝いを述べる相手の年齢層が広く、ターゲットがぼやけてしまうんですね。かと言って、各学部のエピソードなどをそれぞれ盛り込んでいったらダレてしまうし。

スピーチ集などを見ても、当然のことながら「幼稚園・保育園」「小学校」「中学校」「高校」とカテゴライズされているので、適宜コピペするにしても中途半端な表現になってしまうし、かなり悩みました。

それで、"○○○○を越えていけ"ではありませんが、これを叩き台にしていただけたら、幸いです。


ついでに入学式祝辞も貼る。

ただいまご紹介にあずかりました、PTA会長の○○○○です。
PTAを代表いたしましてひとことお祝いを申し上げます。
この晴れやかな日を待ちわびていらした新入生の皆さん、保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。
春は、出会いの季節とも言われます。新しい環境、初めて会う先生、友達…、わくわくするけれどもちょっぴり不安な気持ちもあるのではないでしょうか。
そんな時は、ぜひ「あいさつの天才」になってほしいと思うのです。
「あいさつの天才」というと、何か難しい事のように思うかもしれませんが、そんなことはありません。「おはよう」「こんにちは」「さようなら」「ありがとう」…。簡単でいいのです。誰かに会ったら、ひとことあいさつをしてみましょう。
恥ずかしくてことばが出しにくいなら、少し頭を下げたり、手を振るだけでも大丈夫。あいさつがあるだけで、周りが明るくなります。試してみてください。きっと「こうかばつぐんだ!」とびっくりすると思います。
保護者の皆様におかれましては、お子様以上に皆様の方が期待に胸を膨らませ、また一方ではお子様以上に不安でもあるかと思います。当校PTAでは保護者どうしの親睦を深めたり、問題を話し合ったりする機会をたくさん設けております。どうぞお気軽にご参加ください。
子どもたちはこれから様々なことを体験し、多くのことを学んでいきます。そのかけがえのない日々を先生方並びにPTAが一丸となってサポートしていきたいと思っております。
学校行事等の保護者の皆様のご理解とご協力、そしてお力添えをよろしくお願いいたします。
子どもたちの将来が輝かしいものであることを願って祝辞といたします。本日はおめでとうございました。
令和○年○月○日  PTA会長 ○○○○

この中にある「あいさつの天才」というフレーズは、作家・詩人の百瀬博教(ももせひろみち)さんの言葉です。

図書館で心に残る名言、みたいな本を読んでいて、「これ使えそう」とメメントしていたものです。

元々は、これはお笑いの水道橋博士さんが何かの時にこの言葉を言われて、挨拶をがんばったところ、色々なところに人脈ができたそうです。

メモ帳にホントに走り書きだけなので、そのエピソードがどうだったのかははっきり覚えていないのですが、走り書きを貼っておきます。

“人と出会ったら極力話すこと。そして理解すること。”
“勉強が苦手でも挨拶の天才なら心がけ一つで誰でもなれるはず”

「出会いに照れるな!挨拶の達人になろう!」百瀬博教(ももせひろみち)作家・詩人


では、改めて。

息子よ、よくがんばったね、おめでとう。


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