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アンチor not?

息子が「怪盗グルーの月泥棒」を見ているので、思い出したことを。

半年ほど前の話。
ひょっこり時間が空いたので、以前から見たかった、「TOP GUN マーヴェリック」を映画館で観てきたんです。

胸が熱くなる作品でした。(語彙力が乏しいのでこのくらいしか表現できないけど)
それで、改めて前作を観ようと近所のレンタル屋に行ってきたんですよ。

そこで「SING/ネクストステージ」のタイトルが目に留まりました。

B’zの稲葉さんが声優として出演し、話題となった作品です。
よく見ると、新作なのに7泊8日とあります。
いい機会だと思い、トップガン(1986年)と一緒に借りてきました。

率直に思うところを述べると。

結構評判がいい作品のようですが、いくつか引っかかる点があって、(自分は)そこまで楽しめなかったですね…。
少なくとも子供に見せるにはちとスパイシーかも知れません。

以下はネタバレを含みます。ご注意ください。


ざっくりとあらすじを。

物語は、前作で何とか自分の劇場を立て直したバスターが、さらなる高みを目指して、大劇場のオーディションを受けるところから始まります。

オーディションの最中、うっかり口走ったハッタリが仇となって、縁もゆかりもない伝説のロック歌手「クレイ・キャロウェイ」の出演オファーを余儀なくされるバスター。

で、まあまあ色々あって、キャロウェイ氏はバスターたちと共演することになり、めでたしめでたし、なんですが…。

楽しめなかったポイントを挙げてみます。(あくまでも個人の感想です)


感想1つ目 「キャロウェイ氏、稲葉さんの吹き替えでなくてもよかったんじゃないか」

画像は公式ホームページから引用

確かに、あちらではU2のボノさんが声を担当しているので、吹替え版でもそれなりのロックを歌ってる人、ってなったのかもですが。

歌手活動してる声優さんだってたくさんいるわけだし、個人的にはちょっと「うーん?」でした。
極端なことを言えば、歌の部分だけで十分だったんじゃないだろうか、と思います。

B’zファンとしては、稲葉さんの歌声は普段から聴いているので、「おお~(安定の稲葉さん)」位の感想だけど、そうでない方にとっては「えっ、この声優さんすごい、誰?!」ということで、B’zファンの裾野が拡がったとも聞くので、それはそれでよかったのかも。

感想2つ目 「なぜキャロウェイは極端な隠遁生活を送っていたのか分からない」

奥さんが亡くなってそうなったらしいのだけど、なぜたった一人で隠遁生活を送るようになったいきさつが(私には)良くわかりませんでした。

邸宅にバリケードというか、トラップまで作っていたんだから、よっぽどのことがあったと推察されます。
はちみつ入りの紅茶が何かしらトリガーだったみたいですが、これも詳しく語られずじまい。

アッシュの弾き語りを聴くシーンでも、心を閉ざしていたはずのキャロウェイが亡き妻の肖像画を見て、何かを想い出していたようでしたが、エピソード的にもう少し描写が欲しかったかも。


感想3つ目 「クリスタル社長の娘、ポーシャが地味にイラっとする」

画像は公式ホームページから引用

いわゆる、ちやほやされてお育ちになったお嬢様。天然なのか悪い意味での世間知らず。言動がいちいち鼻につきます。
ノリでバスターたちのショーの主役に一度はなったものの、大根演技のせいで降板させられ、へそを曲げたのに、エイリアン役をあてがわれた途端、なんだか分からないけど役者に目覚めメンタルが復活します。最後までよくわからない。

アイナ・ジ・エンドさんの歌は良かった。


感想4つ目 「クリスタル社の社長がとにかくワンマンでパワハラ」

画像は公式ホームページから引用

子ども以上に大人が観ていてキツいです。「こういう社長は嫌だ」を地で行くキャラクター。
恫喝は当たり前、モラハラ気味なのもしんどいポイント。


……と、こんなところでしょうか。
「ドキドキ・ハラハラ・ワクワク」ではなくて、「モヤモヤ・ヒリヒリ・アレアレ?」な感じ。


もちろん、良かったところもあります。

この作品のCGアニメーションは秀逸なので(キャラクターの動き・表情)その点はよかったと思います。

一番印象に残っているのが、バスターがハシゴから振り落とされた瞬間を見つけたロジータの表情と目の動き。
スローモーションでこの場面は進むのですが、個人的にはここが一番ツボでした。

画像は公式ホームページから引用

あと、DVDには特典映像が本編と同じくらい(もしくはそれ以上?)あるので、裏話的なものがお好きな方は更に楽しめると思います。

製作スタッフによる、ちょっとした工作のアイデアが紹介されているので、【来年の】自由研究や工作に役立つのでは。


アンチなのかファンなのか。(;^ω^)

B’zファンであってもなくても、気になった方はぜひ。

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