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それがどーしたサステナブル

「当店では、納品書やサンキューカードをやめました」
ちょっと文言は違うけれど、だいたいそんなことをブログで告知した。

4月からの「プラスチック資源循環促進法」の施行など、消費者にもより身近になったであろう「エコ・フレンドリー」という環境に優しい取り組みを、経済面からも考えていこうよ的な言葉である。
エコは、エコロジーの他にもエコノミーという意味合いも含むそうだ。

当弱小ネットショップでも、できることからやっていこか~、ということで、まずは「紙」を減らしてみることにした。
以前から、包装にはOPP袋などのプラスチック製品は使わずにいたのだけれど、もう少し踏み込んで、納品書も、お客様に向けたちょっとしたサンキューカード(うちの場合、カードではなくペーパーだけど)も廃止した。
まぁ、経費削減にもなるしいいかもネ!くらいに思っていたのだが…

なんかサビシイ

というか、これでいいのか?
なんだか大切なことを割愛している、省略しちゃってないか?
そこに愛はあるんか?

それに、もう一つ気になることが。
色々と割愛、省略するとなんにもなくなっちゃって、商品だけを「ポーン」と送り付けるような感じがしてしまう。
これ、感じ方なので気にしないでほしいのですが。

手染め毛糸って、「素敵」とか「かわいい」とかの感情込みでお買い上げいただくもので、「便利そう」や「役に立ちそう」で買うものでは、ない。
なので、なんというか商品もさることながら、包装やその他で「素敵感」や「かわいい感」を出せるといいな、と思っていたりする。

でも、そうするとサステナブルとか、エコ・フレンドリーとかと離れていくような気がして、後ろめたい。
なんだか、包装するときに余計なモノをくっつけるのは環境に悪いよね、みたいな。

でも、先日ある方のYouTubeの動画を見ていたら、その方は
「包装についてくるリボンや、タグやサンキューカードをスクラップしている」
そうである。
理由は
「可愛いから」
こんな奇特な方もいるのである。
それらは既に役目を終えたものである。
なのに、なのにである。
なんだかちょっと感動した。
そうかぁ、スクラップしてらっしゃるんだ…ホロリ

でも、だからといって今まで通りのカタチではやっぱりいけないんだろうな…
そんなことも思う。
お客様にはありがとうをカタチにして伝えたい。
商品の性格上、素敵感も出したい。
サステナブルやエシカルや、エコ・フレンドリーも大切だ。
あー、思い悩むことがまたひとつ増えた。

でも、悩みがいがあるかも!

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