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世界情勢が小さいショップにも影響を…

さきほど、送料を改定する旨を、ショップフォロワー様、インスタグラム、ツイッター、ショップブログでお知らせした。
悔しい。
私は北海道に住んでいるので、ネットで何か注文すると場合によっては送料が高くなる。
送料は当然、買った側が負担すべきものだけれど、それでも購入費用の他のコストはかけたくない、と思ってしまう…サガかな…
だから、当店の送料は何度も計算して、考え考え決めた。

ところが、である。
私の仕入れ先が突然、配送業者を変えた。
過去の配送料と比べると、重量によっては高くなる。
もう一つの仕入れ先については、来年から送料が上がるのが分かっている。
いずれも、航空貨物である。
じゃあ、これを船便にすれば良いのかというと、それができない。
というのは、海上輸送はコロナ感染のあおりを受けて混乱しているからである。
残念。
事実、我が仕入先も、原材料を輸入して船便を使っていたが、それがハブ港で止まっていた、というケースがあった。

原因は
コロナウィルスの世界規模での感染拡大→荷物が止まる→感染が落ち着き始める→物流がいっきに活発化→コンテナも貨物船も、さらには人も足りない→やっと出港しても、港湾が混んでいて沖合で待機→荷が遅れる→港に入っても、港湾労働者不足で荷をさばけない→相当、荷が遅れる→トラックドライバーの不足→限りなく、荷が遅れる…

おおざっぱに書くとこんな感じである。
ジェトロがまとめた報告書にも詳しく状況が書いてある。
ご興味のある方はどうぞ。
国際物流の混乱と企業の対応状況 -世界の主要物流拠点からの報告- (jetro.go.jp)

そんなこんなで船便は使えない。
もう一度、残念。
だから航空便が、高いけれど確実だということである。
が、大手のFedExや、DHL他は来年から(地域にもよるけれど)配送料金の値上げを打ち出している。
他も追随する、という状況である。
しかも、原油価格も上昇しているので、今後日本国内でも宅配便等の料金値上げは考えられなくもない。
ただ、急に値上げすることはないとは思う。

しかし、ここで思うのは、私のようなスモールビジネスに携わる者でさえ、国際情勢の影響をけっこう受けている、ということ。
ちょっと驚いている。
ニュースで見たり、聞いたりする国際経済がそのままけっこうダイレクトに自分にも関係するとは!
一消費者であっても何らかの影響は受けるのだけれど、それとはかなり違う。
実は、これだけではなくて、規模は小さいが輸入もしているので、為替の動向や世界的な羊毛の不足に関するニュースにも敏感になっていたり、環境問題にも関心を向けていかなければなならない。

自宅のキッチンで、夕飯の支度を気にしながらのインディ・ダイヤーなのに、けっこう大変でなのである…

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