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こんな友達やばいって

とってもとっても大切な友達に描いた。
この絵に描かれているぶどうやワイン等、それである意味があるのだけれど、そこは本人達が知っていたらいい事なので、ここではあえて描きません。

コロナ禍で私の運営するチョークアートスクール(絵の教室)に生徒さんが全く来なくなってしまい、約1年前に借りたばかりのアトリエ兼事務所を解約することも頭をチラホラよぎっていた5月。
やばいよーやばいよーってその友達によく言っていた。
彼女は大人になってから出来た友達で、チョークアートを通じてできた友達。他県の友達。だから最後に会ったのは4年前。でもよく電話で話しているからお互い近況は大体把握している。全然会っていない感覚はない。

そんな彼女がある日「私に1万円で絵を描いて」と言った。最初は意味が分からなかった。というのも、彼女も作風は違うがチョークアートを描いているし、私の絵が必要だと思い当たる節がなかったからだ。え?いる?みたいな。
彼女の言うことは、大切な記念日の絵を好きなように描いて!ということかだった。ほんの足しにしかならないけどnocoちゃんの好きなように。お願いね!と。
その気持ちが本当にありがたかった。彼女は私に支援してくれたのだ。
それから私はすぐに下絵に取り掛かったが、その後他のオーダーが立て続けに入ってきて、すぐに仕上げる事ができなかった。
その事もいつものように電話で話すと「いいことじゃん!私のはいつでもいいからねー」と。
(その言葉に甘えに甘えるのが私の悪いところ。)
彼女の為に早く描きたい自分ももちろんいたが、適当に仕上げるのは本当に嫌で、ゆっくり落ち着いて描きたかった。ゆっくりしすぎてしまってほんとごめん。
で、ここからが本番。
最近はお互いいろいろと忙しくあるのだけれど今じゃないと会えないから!って来てくれる事になった。正直私の住んでいるところは北海道!とか沖縄!とかそういった旅行向きの県ではない、用がない限り殆どの県外の人は来ないんじゃないかと笑
そもそも4年前東京で2人展をした時が最後に会った時で、その前は彼女がやはりこちらに来て私のグループ展に参加してくれている。だから普通に考えたら、いや考えなくても私が行く番。
さすがに申し訳なくて、「いや〜こっちにきても遊びに行くところないけどいいの?」と言う、私の問いに「私はどこに行くかじゃなくて、誰と会うかが大事!」なんて神様かと思うような事を、わたしには勿体なさすぎるような事をさらっと言った。
実際彼女は来た。そして私のアトリエでめちゃくちゃ喋って、喋って、私が描いた絵のあるお店にこれは聖地巡りか!というように廻り、本当に弾丸で帰った。
オーダーをしてくれた5月から半年も経ってしまったが、ようやく渡せた。
この感覚はもう2度とないと思う。
ありがとう!!!!!
今度は私が行く!絶対行く!
決意表明ここにしました。笑




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