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「アイコン描いてよ」のわずらわしさ

こんばんは雪町です。1/20の関西コミティアはありがとうございました。たくさんの人にイラスト集を手に取っていただき、予想していた3倍以上の人に買っていただいて本当に感謝感謝です。まさかこんなに手に取ってもらえるとは思っていなかったので驚きです。スペースが入り口近くの場所だった効果は絶大ですね。

さて今回は最近よく言われる「アイコン描いてよ」が煩わしいというお話です。私がイラストを描いているということを知るとアイコン描いてよと言ってくる友人が割合います。誕生日とか記念日とかのイラストは自主的に描こうかなとか思ったりすることはあるんですが、正直他人のためにという動機でイラストを描くことほどしんどいものはない(笑)。アイコンは好きなものかいていいよと言ってくれてかつ好きなように作っても文句言われないなら全然作るんですけどね。なのにほとんどの友人がアイコンの内容をリクエストしてきてだいたいが「星空・夕焼け・積乱雲」のどれかに集約されます。自分が書いているイラストにそのようなものを主題にしたものが一つもないのに頼んでくるとはいい度胸だという感じですね。

そういうイラストを見るのは好きだけど、あまり描くのは好きではない、、、あくまで自分はありふれたような世界に対してきれいな光と影を表現したい人間なので都市風景や路地なんかは歓迎ですが、夕焼けや広大な星空みたいなそれそのものが分かりやすくエモいやつは描く気が起こらない(笑)。もちろんきれいな夕焼け、広大な星空には心が動かされますが、絵にするとなるとどうもうまく主題を確立できないのが自分の実力不足な点ですね。もっと暴論を言うとそういう分かりやすくエモいものに対して雰囲気以上の主題を見出せないということです。そういったもののアイコンを描くなら気持ちが微塵も乗らないのでお金を払ってほしい。

注)星空や夕焼けを描いている人を否定しているわけではありません。そういった空を描く人たちは一つのジャンルを確立しているし私自身もそういったイラストにたくさん心を動かされます。ただ自分が描くときに雰囲気以上のものを仕上げられないというだけなので言葉以上の意味で解釈なさらぬように、、、