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¡Vamos al cine!

2021年は5回映画館に行った。
うち3回はIn The Heights、2回はEncanto。

ラテン系映画の熱は来年も続きそう。

(2022年1月1日から7日まで、目黒シアターでIn The Heights上映するらしい。これは行かないと。
→7日に滑り込みで観てきた!!!それも踏まえて下記執筆します。)

最高すぎませんか、In The Heights

ニューヨーク・マンハッタン北部にある「ワシントンハイツ」という実在する地区が舞台。ドミニカ共和国をはじめ中米からの移民で形成されており、本作の主人公はその住民たち。

この夏、ハマりすぎて緊急事態宣言下で平日に有給や時間休を取って3回劇場に足を運んだ。これは劇場で観て聴かないと勿体ない。

4人の主要キャストはもちろん、全員の歌唱力と演技力が素晴らしすぎる。
加えて、キャストはほぼ全員ラテンルーツで、役は主に中米にルーツを持つアメリカ人/移民だから役への入り込み方が、邦画と全く違う。

日本ではこの緊急事態宣言下かつ日本では著名でない方が多く出たためメディア露出も少なく、この後紹介するディズニー映画「ミラベルと魔法の家」等と比較しても宣伝はほとんどなかったのではないかと思う。

ただただ本格派ミュージカル映画でしかないこの作品が、より多くの方の目に留まらなかったのは悲しい。ので、ぜひ見ていただきたい。

個人的には女性陣の歌唱力が本当に素晴らしいと感じていて、ニーナ(レスリー・グレイス)とヴァネッサ(メリッサ・バレラ)はそれぞれ持ち味が違って良い。

Breathe

大学で挫折を味わい、地元に帰ってきたニーナが、親や地元の人たちの期待に応えきれなかったやるせない気持ちを前面にぶつけた、スローテンポだがサビに向かうにつれての感情の盛り上がりで泣ける1曲。

No Me Diga(=まじか!)

サロン・レディース3人組とお客さんのコミカルなダンスと歌、バネッサの声も聴けて良曲。

Blackout

アンサンブルが最高。それぞれの心境がきれいに重なり一つの歌になる旋律は秀逸そのもの。1回聞いたらその日は1日中口ずさむこと間違いなし。

Carnaval Del Barrio

一気に盛り上がる、「インザハイツ」内で不動のベスト3に入る1曲。
それぞれの国旗を掲げて踊るダンスも一秒たりとも目が離せない。1曲7分あるけどあっという間なので、気になった方はぜひフルバージョンを。


Finale

リプライズでいうと最後のこの曲も良い。これまで出てきた歌がきれいに重なる前半に注目。

※ちなみにこの映画の最後(歌のラストと同時にフィニッシュ)は、きっと移民の当事者でも意見が別れるところで要議論の余地アリ。生粋の日本人(東アジア人)には分からない感覚かも。


自国のことを誇りに思いつつも、帰る場所は育ってきた、みんながいる「ワシントンハイツ」。生まれた場所と育ってきた場所が違う人には共感できるかも・・・?(個人的にはそうした原体験がないので少しわかりにくいのが本音。)


とりあえず本当にこの良さを誰とシェアして1日中語りたいです。
頭が全くまわっておらず、この映画の良さが全然説明できていない・・・。またちょくちょく更新しようかな。


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