灼熱カバディのアニメ3話を見ました
こんにちは、雪乃です。灼熱カバディのアニメを、先週は土曜日に見たのですが、今週は日曜日に見ました。昨日は緋色の弾丸観に行ってたので。
今日はプリキュア、仮面ライダー、スーパー戦隊、プリチャンをキメてから灼熱カバディを見たので、朝からめちゃくちゃ濃かったです。そんなわけでアニメ3話の感想。2話の感想はこちら(↓)から。
アニメ3話は、原作の5話から7話までが描かれました。これで単子本1巻の内容はアニメ化されたことになります。
台詞の順番の変更はあったものの、流れは概ね原作どおり。コートのラインの説明はカットされていました。
1巻で好きなのが、宵越が連携に一歩踏み出すまでの描写なのですが、ここは声優陣の演技のクオリティと相まってすごく良かったです。畦道くんと歯車が噛み合う描写は、動きが付いたことでよりグッときました。そして劇伴も、1話で畦道くんが宵越を倒すシーンと同じ曲が使われていましたね。あの劇伴は大好きで、1話を見たときにボロッボロに泣いたので、再登場してくれて嬉しい限り。こういうミュージカルナンバーのリプライズみたいなアプローチ好きです。
改めて、芝居巧者しかいない贅沢な空間は最高ですね。漫画だと表情が見えず、フォントも普通の明朝体で書かれている畦道くんの「え……?」という一言すらも的確に感情が掬い上げられていくこの感じは、やっぱりアニメ化してくれて良かったなあと素直に思えます。
宵越は、実年齢よりも成熟している思考力と年相応の青さ、スポーツマンとしての強さと一度スポーツから熱を失ったブランクゆえの脆さが同居する人間性を表せるあのお声は本当に唯一無二。もうこの宵越竜哉というお役を演じるためにある声帯なのではと思えるほど。まっすぐで体の奥底から湧き上がってくるようなエネルギーがありつつ、少しずつ宵越が本当の信頼と絆に出会っていく繊細さも完璧です。
「一朝一夕の連携は通用しない」という水澄くんの台詞がありましたが、ここは原作どおり「鎖(チェーン)を使ってきたら必ずかわすって決めてた。一朝一夕の連携は通用しない…それを体で教えるためにね。」であって欲しかったです。選手でありそして競技の先輩の顔をしている水澄京平が大変尊いので……。一朝一夕を乗り越え、その先も知る2年生が、自分たちの通ってきた道をとこれから歩むべき道筋を1年生に競技の中で教えるこのシーンの意味付けに関わるので、ここだけは本当に変えないでほしかった……(強欲)。
3話まで見ましたが、やっぱり動きが足りないなあというのが正直な感想です。止め絵はすごく綺麗なのですが、どうしてもカバディという競技と作品の持つスピード感が見えてこない。モノローグや心情描写との兼ね合いもあるとは思うのですが、アニメなのにアニメより原作の方が動いて見える謎現象が起きています。灼熱カバディは見開きが魅力的な漫画なので、あの奥行きをぜひともアニメで見たかったのですが、やはり、動画が……(;^ω^)原作が名作なだけにもったいなさを感じてしまいました。頼むよ、練習試合(遠い目)。
それでも、作品に対するあて書きの最高の主題歌やグッズ展開、コラボの開催など、アニメ化の恩恵にはファンとして与りまくっているので、応援し祝福したい気持ちに変わりはありません。
次回の4話からは、とうとう単行本2巻に突入。そう、作中最強のレイダーにして能京高校カバディ部の部長である王城正人さんの登場です。1話の最後でもチラっと出てきましたが、ようやく本格的な登場となります。闇を出す部長がアニメで見られるよー!
来月には単行本18巻も発売されますし、原作の連載もますます目が離せなくなってきました(いろんな意味で)。とにかく本当に原作を読んでくださいとしか言えないです、もう。
王城さんの登場を見届けるためにも、また1週間頑張ります。本日もお付き合いいただきありがとうございました。