灼熱カバディのアニメ9話を見ました

 こんにちは、雪乃です。朝起きたら首をめちゃめちゃ寝違えていて、右を向けません。誰か助けて。

 それはそうと、灼熱カバディのアニメ9話の感想です。

 この回、すっっっっごい楽しみだったんですよ。2年生メイン回です。原作の23話と25話、そして少し飛んで31話冒頭あたりがアニメになった感じですかね。話が一気に飛んだ点に関しては後ほど触れようと思います。8話の感想はこちら↓から。

  1年生のときの水澄京平くん、めちゃめちゃ良かったです〜!!!!しかもお母さんまでアニメで見られるなんて、もう感無量。声も原作のイメージぴったりで素晴らしかったです。お母さんの髪色は原作の京平くんが帰省したときの髪色に近い感じでしょうか。

 水澄くんが伊達くんを誘うシーン、教室の光の入り方とかがもうエモくて。そのあとのチェーンが千切れるシーンはアニメで見ると動きがあって、二人の連携が完成していないことの象徴であることがより明確になったように思います。

 からの2人のケンカ。殴り合いを始めた2人を止めて「悔しいのは皆一緒だから」という王城さん、あまりにもキャプテン……部長……。だからこそ「そこまで悔やんでくれて…苛立ってくれて…僕はうれしいよ。」まで入れて欲しかったです。能京高校カバディ部の形として現在につながる始まりのシーンなので、ぜひ原作でお確かめください。
 何にせよ、部内で互いが唯一の同期、2人しかいない2年生という「概念」は堪能できたので良かったです。殴り合ってた拳がいつしか友情の象徴になってるのとても良い。

 畦道くんの「センサー」に関する回想シーンはカットされていました。センサーに関しては、それこそ18巻の奏和戦にまで効いてくるので、どうか原作を読んでください。

 「野性と知性の両立こそが、カバディの理想…!!」のシーンで「一番理想に近いのは宵越…」と井浦さんの心内のセリフが入るのですが、アニメで声がついた上で見ると改めて井浦さんにそう思わせる宵越やべえなって思いました。

 水澄くんの「あなたを倒せるこの力で…借りを返します!!!」のシーン。もうここをアニメで見るためにここまで生きていたようなものですね。守備として攻撃手の王城さんを倒すことが王城さんへの最大の敬意なのが、あまりにも好きで……。ありがとう世界……ありがとう水澄京平……。あと改めて水澄くんが「あなた」って言うのヤバいなって声がついたことで改めて思いました。

 からの、意地で帰陣する王城さん。誰よりも尊敬し感謝している人の中にある「意地」を引き出した水澄京平、あまりにもカックイイよ……生まれてきてくれてありがとう……。感謝の意を込めてお母さんにお中元を贈らせてくれ……。

 話は変わるのですが、今回作画良かったですよね。作画というか動画というか。王城さんのレイドとかカウンターを決めた際に少し浮く感じとか、かなりなめらかに動いてました。この調子で紅葉戦もよろしくお願いしますね!

 ……紅葉戦? 埼玉紅葉高校?

  はい、というわけで9話にしてとうとう埼玉紅葉高校が登場しました。

 原作だとこの部内での練習の後に取材回があり体育祭の騎馬戦回があり、という流れがあった上で能京・英峰・紅葉の3校同時合宿が行われます。ですがアニメでは1クール放送の関係なのか、取材と騎馬戦が丸ごとカット。さらには英峰が登場せず、埼玉紅葉高校との練習試合が行われるという流れになっているようです。

 佐倉くんもヒロも大好きなキャラなので登場してくれるのはすごく嬉しいのですが、同時に英峰が出ないというショックを味わっており、感情が対消滅して情緒が死にました。実は1話の放送ギリギリまで英峰も紅葉も両方出て2クール放送という可能性を信じていたのですが、1話のCMでBlu-rayが全3巻という情報を得たことで1クール確定を知りました。あのときも情緒が死にましたね。

 アニメから入った方がいてすごく嬉しいし、アニメ化してくれたこと自体は間違いなく喜ばしいですが、やっぱりすべての感想が「原作を読んで」にたどり着いてしまいます。特に英峰は、オタクを狂わせる底無し沼です。この魅力が世界に見つからないなんて絶対におかしいと思っています。

 言ってもどうにもならないのは重々承知の上で言いますが、取材も騎馬戦も削ってほしくなかったし、1クールなら1クールで騎馬戦で終わって欲しかったです。取材回は星海高校も出てくるし、騎馬戦はのちの守備特訓編に繋がる超重要なエピソードなんですよ……。

 来週から始まる紅葉戦だって、あれもう英峰戦あってこそじゃないですか。宵越のカットとバックも合宿を踏まえた上じゃないと技の重みが出ないように思われますし。というか英峰がいないと私が愛してやまない人見ちゃんの名シーンも関くんの成長も描けないじゃないですか。もう英峰がいないなんて星が足りない星座みたいなものですよ。原作で完成された形があるのに、それはもう別の星座になっちゃうんですよ。

 すみません。だいぶ取り乱しました。何にせよグッズが出たのも原作が目立つ場所に置かれているのも主題歌がついたのも全部嬉しいことに変わりはないんで、残り少ない話数ですが全力で楽しんで、作品とともに駆け抜けようと思います。そしてどうか皆様原作を読んでください。お願いします。19巻が7月に出るんで。

 前半と後半でテンションが全然違う情緒不安定な感想文でしたが、本日もお付き合いいただきありがとうございました。