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普段しないことをあえてしてみたら心が豊かになった

3月下旬から徐々に在宅勤務に移行し、年度末の処理が終わった4月1日からは完全な在宅勤務になった。
在宅勤務が始まって数日は、お寝坊もできるようになり、化粧もしなくていいし、着ていく洋服で悩まなくていいし、楽だ~と思っていたものの、ずっと同じ空間にいることの息苦しさが出てきた。

しかも、在宅勤務になると人とのふれあいは、メールやオンラインミーティングのみとなり、顔をあわせて打ち合わせができないため、決まるものも決まらない。だんだん、舌打ちをする回数も増え、眉間のしわも増えてきた。

大好きな本を読みふけるのにもぴったり!なんて思っていたものの、同じ体勢でいると体のあちこちが痛くなる始末。

こりゃいかん!といっても外に出たりはできないから、どうしようかと考えてみた。たっぷりあるのは、いつもはないないと大騒ぎしている時間。

本当はやってみたいけど、やらなかったこと。
まあ、元々がめんどくさがりだから、時間がないというのを言い訳にしてやらなかったというのもあるけれども、さすがにこれだけ家に閉じ込められていると、やりたくないというより、むしろ何かやりたいという気持ちがフツフツと沸き起こる。ピンチはチャンス!?とばかりに自宅でできることをやってみた。

8時間の睡眠 規則正しい生活を送る


平日仕事をしていると、早く帰宅したとしても7時。
そこからご飯作ったり、食べたり、お風呂に入ってたりしているとあっという間に9時になり、ニュースウォッチ9を見ると10時。
ちょっと本読んでいると11時半になり、活字を読んでいると睡魔が急激に襲ってきて、就寝、そして5時に起床。
という感じで6時間前後しか寝ていない。
いつもあ~眠いな~と思いながら起きていた。

せっかく時間があるのだから、睡眠時間を増やそう!と考えた。

10時就寝 6時起床の8時間睡眠。

体は疲れてなくても、布団の中で本を読むと、秒殺で寝られる人なので、10時でもすやすやと睡眠。初日は目覚ましをかけずにいたら6時半に起床。
これがなんとも気持ちがいい。

20代のころは昼までゴロゴロできたのに、最近は寝すぎると腰が痛くて起きてしまう。
よく帰省してダラダラ寝ている私に母親が
「あんた、よくそんなに寝てられるわね」
と嫌味をいっていたのが今ではよくわかる。

規則正しく3食食べてダイエット


朝はご飯、味噌汁、納豆、お浸しなどしっかり食べるものの、昼は仕事が忙しいとカップ麺とかカロリーメイトでごまかし、夜は飲みに行ってつまんだりと食べるものも食べる時間もバラバラ。
そこで、朝7時、昼12時、夜18時でしっかり食べることにした。

朝は18時半ころにEテレでやっているテレビ体操からスタート。年配向けなのか、かなりゆるい体操だけれども、なかなか伸びを感じられて気持ちがいい。その間に洗濯を回して、干す。

朝ごはんは通常通り ご飯、味噌汁、納豆などの和食。
昼はうどん、そば、パスタなどの麺類
夜は、生姜焼き、野菜スープ、ハンバーグなど好きなもの

あとは時間もたっぷりあるのでニュース番組見ながら、よく噛んで時間をかけて食べるように心がける。

忙しいと食べるのを忘れるけど、暇だと食べるのが楽しくて、動いていないくせに、結構食べられる。しかも、炭水化物大好き女だから、ご飯やらパンやら麺やら炭水化物も旺盛に摂取。普段よりも歩かずに、食べてばっかりいるから、こりゃ体重もうなぎのぼりだろうなと乗ってみたら、ちょっぴし減っているというミラクル!
以前、情報番組で「おやつを食べる量を減らさなくても、食べる時間に気を付ければ痩せる」
という番組をみて、嘘だろーーーとどついていたのに、実際に痩せてびっくり。

あとは、3時のおやつを食べなくなったのも大きい。
会社にいると、ついつい出張土産のお菓子に手が出がちなのに、家にいるとお菓子がないから食べないのだ。いちいち言わないと動かない若者や、口ばっかり達者で全く相談にのってくれない上司がいないというのも大きいかも。

もう一つ。
時間をかけて食べることはできても、時間をかけておいしいものを作ることができなかった。毎日クックパッドをみて、食べたいな~と思うものにチャレンジをするも、作る過程で適当になり、思っていた味にならずに、食べ飽きてしまい、だからといって捨てるのはもったいないので、ちまちま昼と夜に食べたりすることで、食欲が減退。これもダイエット効果につながっている。

自分が作るものって、なんとなく味の想像ができるし、そもそも作っている時点で夕飯が何かがわかってしまうから、今日のご飯なんだろな~というワクワク気分がなくなる。結局、レシピみて作っているものの、しっかり漬け込んだり、ダシとったりするのがめんどくさくなり、これでいっか~って目分量で作ってしまうから同じ味になってしまうのだ。料理のひと手間がすこぶるめんどくさい。

よく母親が
「あんたたちはいいよね~いつもご飯があって。お母さんも人が作ったの食べたい」
とよく愚痴ってたけれども、今になってよくわかる。

電話でしゃべりまくる


ラインやメッセンジャーなどが急速に発達し、メールや電話よりも手軽にオンタイムでコミュニケーションが取れるようになった昨今。
昔はよく長電話をしていた友達とも電話しなくなり、逆に電話したら迷惑?といった変な気を使わないといけなくなり、電話をするのはよっぽどのことがない限りしなくなった。それこそ不要不急の電話はNGみたいな雰囲気。
とはいうものの、おしゃべりは大好きで、友達と会うと、べらべらしゃべりまくるのが私。
在宅勤務で、オンラインミーティングでしゃべる機会はあれど、そういうかしこまったトークをしたいわけじゃ~ない。

と悶々としていたあるとき。
中学時代からの友人と、昔のあれやこれやをラインでやっていたら収拾がつかなくなってきて私から、

「電話する?」とラインをしたら秒殺でかかってきた。

「いや~あたしも、これしゃべったほうが早いかなと思っていたよ」

とそこからベラベラベラベラ、なんと2時間もしゃべり倒した。
何しゃべってたって、いつも会うたびにしている笑えるろくでもない思い出話。旧友と会うと、同じ思い出話ばかりするけれど、不思議と何度しゃべっても楽しい。
私はだいぶネタを提供している側なので、
「そういえばあんたってさ~」
といつも言われる。
若かりし頃は、やっても~た!と頭を抱えていたものだが、今となっては笑えるネタとして提供できて光栄である。

これに味をしめた私はくだらない内容でラインをしてくる友達をとっつかまえては
「電話する?」
とラインしている。
すると、秒殺で電話がかかってくるからみんなしゃべって笑いたいんだなと感じた。

幸い、昔と違って電話料金がかからず、無料でしゃべりまくれるのがうれしいポイント。ほんと、便利な世の中になった。
遠距離恋愛の彼氏といっぱいしゃべりたくて、偽造テレカを握りしめ、公衆電話でしゃべっていた時代が懐かしい。

YOU TUBEでストレッチやヨガ動画を1日30分行う


ぴっちぴっちのヨガ用ウェアを着れば、大人女子になれるんではないかというわけわからん理由で、一度はヨガの世界に足を踏み入れたものの、体が硬すぎて、前屈が全くできず、前の鏡に一人ただ座ったままの状態をみたときに悲しくなり、すぐに足を洗った。
さらに追い打ちをかけたのが手足の短さ。
特に手が短いのが致命的で、腰に手を伸ばして足の指つかんで!なんてしれっというインストラクターさんだが、腰に手を回すだけで一苦労。
無理してやったもんだから、変な筋がのびちゃって痛いのなんの。

ただ伸びるポーズとかは気持ちよくてお好みだったが、ヨガ教室は60分みっちりポーズを決め、さらに途中離脱できないため、めんどくさくなってやめたのだ。

自宅でもできるだろと本を買って、ヨガポーズをやってみたがこれまた、本を見るのが面倒くさくて挫折。

そんなときのこの在宅勤務。
同じ姿勢でしんどいし、さすがに動きたいとツイッターを眺めていた時にyoutubeに気づく。検索すると出るわ出るわ。

いろいろやってみた結果、B-LIFEのまりこ先生の15分ほどのヨガが自分にあっていた。


特に腹やせ系のお腹をいためつけるヨガ。ほどよい疲れがきて最高!
かなり体力も使うし、おなか周りもほっそりする効果があると言っていて俄然やる気が出た。

最初は畳の上でやっていたが、はまってきたので、楽天でヨガマット購入。
ヨガマット、かなり重要。

畳のときはあちこち体が痛かったけれども、ヨガマットを敷いてやると快適。って当たり前だが。
1000円くらいで購入できるので、ヨガやる場合はぜひマットをどうぞ。

お気に入りはこちら。

ヨガやったあとに、ヨガマットの上で手足のばしてごろんとするのが最近のお気に入り。ほどよいクッションでとっても気持ちがいい。

もっと気持ちがいいのは、まりこ先生と同じポーズを決められたとき。
手足の長さが天と地ほどの差があるから、全く同じというわけにはいかないけれども、それでもなかなかいいポーズになったときは達成感が半端ない!

息も絶え絶えでやってるのに、まりこ先生はしゃべりながら平然とこなしているのがほんとにすごい。さらにすごいのは無料ってこと。便利な世の中になったものだ。

空を眺める


10種類の雲の名前の記事を読んで、急に雲を眺めたくなった。


ず~っと一つの雲を眺めていると、ゆっくりと形を変えながら動いていく。
こうやってゆっくりとでも動いているんだなとよくわからない不思議な気持ちがフツフツと湧いてきてほっこりとした気持ちになる。

昼間の青空も好きだけれども、夕日が落ちた後、夜明け前の濃い青色の空、ブルーモーメントと呼ばれる時間の空も好き。
オレンジとブルーのグラデーションから真っ青な空色になるときのあの神秘的な色。ブルーモーメントは絶景スポットでなくても近所のちょっとした小高い丘のようなところから眺めてもちょっとした絶景になる。
ブルーモーメントを狙うなんて、旅先でしかやらなかったけど、近所のなんてことない景色も絶景になるんだなとしみじみと眺めた。できれば、ちょっと小高い丘から町を眺めたり、橋の上から川を眺めてみるとより絶景感が増す。

夜寝る前のお楽しみが星空アプリを空にかざして、星を眺めること。
うちの周りは光が多いから、満天の星空は夢のまた夢なんだけれど、先日奇跡的にオリオン座を見つけて大興奮。この都会じゃなかなかお出ましにならないからね。

星座といっても北斗七星とかカシオペア座とか有名どころしか知らないものの、星を見るだけで楽しい。けれども何の星か知りたい!と思っていたときに見つけた星空アプリ。

この優れ具合といったら、一度手にしたらなかなか手放せない!アプリを起動して、星空にかざすと、なんとアプリに星座が出てくる!しかも、アプリを下のほうにむけると、これからどんな星座が出て来るかもわかる。さっきから何度も書いているけど、なんとも便利な世の中になったものだ。

ちなみに、星空アプリにはまったのは、星空が美しいと言われているアメリカのモニュメントバレーに行ったときから。

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星空アプリがあれば、星が見えなくてもなんとなく輝いている気分になってそれはそれでまた楽しい。

運動不足解消に年末にしかやらない掃除をやってみる


キレイに掃除されているホテルに泊まると、自分の家もこれくらいきれいにするぞ!と意気揚々と帰ってくるくせに、結局、自宅に戻るとめんどくさい病が発病し、ま、いっかとなる。
床掃除はルンバがやってくれるとしても、水回りのお風呂とトイレと台所、これが問題。なんとなく、ささっとやってキレイ風にしているけれども、実は細かいところが洗えていない。

ダラダラと映画見たり、本読んだりして楽しんでいたものの、さすがに見すぎて目が疲れ、は~飽きたな~とふっと、外を見た時、急に窓ガラスの汚れが気になりだした。

ガラスマイペットを取り出し、上から下まで磨いていると、スクワットをやっているような状態になって、なかなかの重労働。しかも、ピッカピッカになってくると、部屋がものすごく明るくなってきた。
やった効果が見えてくると、ノリにのりまくる私は網戸も洗い始め、さらには網戸や扉の淵部分も歯ブラシでゴシゴシとり、ピッカピッカ。

あ~家がきれいってこんなに気持ちがいいんだ~と気分爽快。
さらにノッてきた私は、冷蔵庫の上やら台所と風呂の天井やら排水溝など
数か月に1回やるかやらないか、しかも、さらっとしか拭かないところを徹底的に磨き上げた。

やったからといって、わざわざ見ないと見えないところだから、ぱっと見は特に変わった感じはないけれども、爽快感は半端ない。

毎日やるのは面倒と思っていたものの、今はたっぷりの時間がある。しかも一度キレイにしたらゴシゴシしなくても、さらっとふくだけでキレイが持続。通勤していた時間を掃除にあてるようになった。
仕事始まってからもこの習慣続くといいなと願うばかり。

むしる草がなくなった庭


家庭菜園なんて興味ないくせに、庭はある。花を飾ったり、手入れしたりも苦手だから、特に手がかからない木やサボテンを置いている。
雑草もちらほら生えているものの、冬になれば勝手に枯れるだろうと放置。
という、これまためんどくさがりな私が、空を見上げているときにふと雑草が気になった。

仕事のアイデアが思い浮かばなくてモヤモヤしていたから、ビニール手袋を
取り出し、一心不乱にむしってみたら、なんかすっきりする。何も考えずにひたすらむしっていると気持ちがいい!
と草むしりが快感になって、仕事で息詰まるたびにやっていたら、とうとう、むしる草がなくなってきた。
家の近くの側溝に生えている雑草もむしっていいのであれば、むしりたいくらい、雑草むしりにはまった!

ストレスたまってきたら、雑草むしりおススメ!

清く正しい生活がもたらすもの

GWや正月休みのロング連休といっても、旅行に出かけたり、帰省したりといろいろ忙しく、こんなに長い期間、家にずっといたことはいまだかつてない。だからこそ、今しかできないことといっても、普段、忙しいからという理由で後回しにしていためんどくさいことにあえて取り組んでみると、新しい発見がいろいろある。めんどくさかったけれどもやってみたら、あれいいじゃん!なんていう気づきもあり、なかなか充実した日々を送れていると思う。

今は一通り気づいたことはやってしまい、これといってやることもないけれども、ここからGW明けまでは、今までやってきたことをルーティン化して体に覚えさせていこうと考えている。めんどくさいけれども、朝起きて歯を磨いたり、化粧したりなどの延長で、草むしりとか窓ふきをする習慣がつけば、日常に戻ってもやり続けるのではないかという淡い期待。

自分の生活を見つめなおすいい機会になったし、人間らしい生活がこんなに心地いいんだという気づきも与えてくれた。

ニュースをみると、公園で散歩やジョギング、ドライブなど、ちょっとならいいかといったゆるみも見られるけれども、それみて、「え~じゃ~あたしも!」となると、結局、何のために自粛しているかわからなくなるから、ぐっと我慢をしている。5月から段階的に経済活動が動く、また、外出しないことで命が救われると信じて、引きこもり生活を続けていく。

困難な状況下に置かれると、自分にとって何が大切かということも認識させてくれた貴重な期間になっている。皆さんも外に出たい気持ちを5月6日までぐっと我慢して、それこそONE TEAMで頑張ろう!


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