〜だっせん1〜 - みまさかぞく#011
みまさかぞく、#001〜#010までは主として私の絵本制作人生2005年〜2012年の7年間を綴ってきました。絵本制作はまだまだ続くのですが、ここでちょっと脱線して、現在のことをお話ししようと思います。
※今回は少し抽象的な内容になることをお許しください。
《始発駅》
何かを始めるときのきっかけ、何かが始まる時の偶発性。意思の有無、偶然か必然かの捉え方は自由として、物事の始発駅は必ず存在しています。このマガジン、燈「みまさかぞく」発信の始発駅もあります。そのお話も後々したいと思っています。燈の大きな柱は【先祖を巡る日記】(ここでは【先祖を巡る旅】と表現します)。終着駅はありません。
《燈「みまさかぞく」》
運転士のひとりは、私、藤小雪庵です。「みまさかぞく」と言う名で出発!さぁ、どんな旅にしていこうかと少し先を見てみると、意外にもレールは敷かれていました。歴史絵本制作をしてきたというレールです。まずはそこから進めたいと思いました。【先祖を巡る旅】の始まりです。
私は過去を振り返りながら、レールの上をカタカタ進んできました。そこで新たに見えた驚きの景色がありました。それは「自己開示ができた喜びの景色」。ずっと「絵本制作過程の自分語りって誰得?」と思って誰にも話せなかったから、素直に嬉しかった。そうなると、図書館で人に読まれて熟成された自分の絵本を目にするのも嬉しくて。鬱血してた血が流れる感じでした。
ものをつくる仕事をしていてこの感覚は…異質ですよね、たぶん。
《〜だっせん〜したくなった!》
「みまさかぞく」は順調に#010までやってきました。前述した通り、喜びもありました。でも、サラサラ〜っと語れる自分に違和感があって。私が言いたいのは、サラサラ流れる言葉ではなく、もっと深い部分なんだと心の片隅でいつも感じていました。【先祖を巡る旅】について向き合いたい。そんな気持ちが強くなって。だから、だっせん(脱線)することにしました。
《ここからが〜だっせん〜の話》
【先祖を巡る旅】とは、大きく言うと過去を知ること学ぶこと。まずは大きな歴史的背景を知る。これは可能なことです。調査すれば良い。文献を読めばわかるし、例えば歴史マンガなどを読むと、当時の風景や会話まで知ることができます。次は、先祖が生きていた環境を知る。これもわかる範囲で調査することは可能です。遺っているものを探せば良い。(と簡単に言っていますが現実には厳しいことも多々あります)
そして私が思う、一番難しいけど見逃したくない大事な部分。それは「先祖がその時代に何を考え感じて生きていたのか」ということです。そんなことわからない、でも思いを馳せてみたい。なぜなら彼らの思考が行動になり、私たちが生きてる今に繋がっているから。その軌跡を、私はどう感じているんだろう。
歴史に名を残す偉人たちがいます。一方で歴史上に名は無いけど、今に繋がる偉大な業績を遺している多くの人たちもいます。そのひとりが私の先祖だと知って…。
先祖が生きた証を見つけたい。今、私たちはその先祖について調べています。調査方法を考え、ヒラメキに感動し、協力者に感謝し、できることをひとつひとつ、確かな歩み。それが、このマガジンの燈です。
続きはまた次回…⭐︎
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