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「日米コラボ企画! 日本の民話をアメリカ人が英訳しました 最終回 &Trip to tulip festival 等」#054

Amy is my friend.She lives in Seattle. The other day,She translated my book into English.

2009年3月
三人官女の間に、うちの猫…


シアトルに住む友人Amyが、私の著書『美作の民話集』内の1話「クチナワの恩返し」を英訳してくれました。

今回は最終回です。以前の詳細はこちら。

「クチナワの恩返し」①
「クチナワの恩返し」②


前回までのあらすじ…
道端で、子どもたちにいじめられているクチナワ(蛇)を助けた太郎作。太郎作の母親が病気になり「神様が鳥の卵を食べると病気が治ると言われる夢を見た」と話す。ある日、太郎作は松の木の上にある鶴の卵を見つけるが、高過ぎてよう取らん。うらめしそうに眺めていると…

「あったあった!見つけたぞ!」




それでは、続きをどうぞ。





すると、目の前を一匹のクチナワがスルスルと松の木に登っていくじゃぁないか。

At that moment, what should he see but a single snake slithering up the pine tree before his eyes!



太郎作があんぐり口を開けてみていると、卵をくわえてきた、クチナワが太郎作の足元にポトリ…と置いたんじゃ。

Tarosaku watched, mouth agape, as the snake carried an egg in its mouth and placed it gently at Tarosaku's feet.


そして、スルスルと夕暮れの山の方へ消えていってしもうた。

It then slithered towards the twilight mountains and disappeared.



大喜びの太郎作は、「ありがたい、ありがたい」と卵を大事にもって帰り、すぐに母親に食べさせた。すると、病気はみるみる間に治ったんじゃ。

Tarosaku was overjoyed. "Thank you, thank you," he said. He brought the egg home with great care and gave it to his mother to eat at once. When she had eaten it, she seemed to recover from her illness before his eyes.



太郎作は、「ひょっとしたら、あの時のクチナワじゃなかったんかな。もしそうだったら、本当にありがたいこっちゃ」と手を合わせた。

Tarosaku put his hands together and said, "Could that have been the snake I saved? If it was, how grateful I am!"


その後、母親は元気になり、太郎作と仲良く暮らしたそうな。

After that, they say, Tarosaku's mother was in good health, and the two of them lived together in happiness.

おしまい


🌸Thank you very much for reading the story written in Japnease and English through to the end.🌸


【シアトルの2つのおまけ】

①チューリップフェスティバル《ROOZEN GAARDO》

2019年4月7日。AmyとAmyママ、私の3人で行ってきました。

《ROOZEN GAARDO》 動画も素敵ですよ。

広大な敷地に、たくさんの種類のチューリップが、植えられていました。一日居ても飽きない感じ🌷

クラムチャウダー♫




②シアトルのレストランでヴィーガンバーガー



2019年、私はヴィーガン(完全菜食主義)に興味があり、シアトル滞在中、レストランではヴィーガンメニューをオーダーしてみました。

(※私のヴィーガン思考はすぐに挫折…。動物好きだから♡)

このバーガーは、植物性のお肉
大豆ミートかな



↓↓Amyチョイスの前菜。盛り付け素敵すぎる♫

このレストラン、また行きたいな。

↓↓ある日のランチ。Amyママと。

これもヴィーガンメニュー
豆のスープとパン
Amyママ


この時は、ママと一緒の時間がたくさんあり、カフェや公園など色んな所へ連れて行ってもらいました。その時に覚えた言葉のひとつ。

It's my treat.   私が払いますよ。

何だか私はこの言葉が気に入ってしまって。

ホームステイって、お世話になりっぱなし感が強くて、何か手伝うことがあればやりたいなといつも思います。

そんな時、「ここに連れて来てくれてありがとう、楽しかったです。ここは私のおごり!」って言えたらステキじゃないですか?

It's my treat.


【おまけのおまけ】
Amyと私がハマっていたこの本。


翻訳絵本が出版されていたことを知り、購入しました。読んでみたけど、やっぱりおもしろい!Amyに送ろうと思います。

また、いろんな本を翻訳してみたくなりました(^^)

3回に渡り、読んでくださり本当にありがとうございます。また次回、お会いしましょう♫

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